くらし 消費生活コラムvol.66

注意したい悪徳商法や消費者トラブルについてお知らせします

■気をつけて!不安をあおる分電盤の点検商法
事例:電話がかかってきて分電盤の点検を勧められ了承したところ、業者が来訪した。分電盤を点検してすぐに「これは古いのですぐに交換しなければ漏電して火事になる」と言われた。今までトラブルはなかったものの、何十年も交換していなかったため、信用して約15万円の交換工事の契約を結び、前金を支払った。しかし、後からよく考えると高額ではないかと思う。工事を中止してほしい。(80歳代)

ひとこと助言:
・分電盤を含む家庭用の電気設備については、4年に1回の法定点検が電力会社に義務付けられています。法定点検の場合は、必ず事前に書面で通知の上、登録調査機関の調査員証を携帯した調査員が来ます。点検後にその場で何らかの契約を勧誘することはありません。
・分電盤に限らず、点検を持ちかける突然の電話や訪問には注意しましょう。
・分電盤は経年劣化により故障する可能性があります。心配な場合は電力会社等に相談しましょう。
・特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフできます。
・困ったときはすぐに消費生活相談窓口等にご相談ください。
佐賀県消費生活センター【電話】0952-24-0999
消費者ホットライン【電話】188

参考:独立行政法人国民生活センター見守り新鮮情報 第508号より