- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県有田町
- 広報紙名 : 広報有田 2025年6月号
■高齢者の方は特に注意!!熱中症の予防法!
熱中症で毎年1000人以上もの方が命を落とされ、そのうち8割以上が65歳以上の高齢者です。また、熱中症はさまざまな場面で発生していますが、10代は運動中、成人男性は作業中、高齢者や乳幼児は住宅内で多く発生しています。
今年も酷暑が予想されます。例年、暑さに慣れていない梅雨明け頃から熱中症が増えていますので、夏前の今から熱中症予防対策をはじめましょう。
(1)エアコンを上手に使いましょう!
高齢になると感覚が鈍くなり暑さを感じにくくなります。また、発汗など体から熱を逃す機能も低下するため、熱中症を起こしやすくなります。エアコンの使用は効果的です。体感で暑さを判断せず、必ず温湿度計で確認し室温などを調節しましょう。
▽室温の目安…28℃冷
房温度設定を28℃にしても、室内の温度が28度になるとは限りません。そのような場合は、設定温度を下げましょう。
▽湿度の目安…40~60%※70%を超えないように!
室温と合わせて、部屋の湿度を下げることも重要です。
(2)こまめに水分補給をしましょう!
高齢者は、自覚はありませんがのどの渇きを感じにくくなっています。1日に飲むべき水の量の目安は1.2~1.5ℓです。時間を決めて少しずつ、こまめな水分補給が大切です。夏野菜や果物、汁物などでも水分は補えます。
(3)運動をして熱中症になりにくい体づくりをしましょう!
日常的に運動をして若者と同等の体力レベルを持つ高齢者では、若者に劣らない発汗能力を持たれていることが明らかになっています。日常的な運動習慣を身につければ、体温調整能力の老化を送らせることができます。1日1回、15~30分程度の汗をかく運動を夏本番前からはじめましょう。
■熱中症警戒アラート情報
県内5カ所(近隣では伊万里)で暑さ指数(WBGT)が観測されています。県のHPで確認し、行動の目安にしましょう。
地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口です。お気軽にご相談ください。
健康福祉課内地域包括支援センター(福祉保健センター)【電話】43・2196