文化 ふるさと再発見

■島原ふるさと遺産No.1
龍造寺隆信供養塔(りゅうぞうじたかのぶくようとう)(森岳地区)
1584(天正12)年に島原の地で全国的にも有名な戦いがありました。沖田畷(おきたなわて)の戦いです。
九州制覇を目指していた佐賀の戦国大名・龍造寺隆信が大軍を率いて島原半島に攻め寄せ、この地を治めていた有馬晴信と戦いました。
有馬氏は、薩摩(鹿児島)の島津義久に援軍を要請し、沖田畷において合戦を繰り広げました。激戦の中、大将の龍造寺隆信が首を討たれ、合戦は有馬・島津連合軍の勝利となり、有馬晴信は領地の防衛に成功します。
討死した龍造寺隆信を祀った供養塔は、1929年(昭和4)年に建立されており、現在も市内外、特にゆかりの地である佐賀県からもお参りに来られる方もいます。この地の他にも市内には龍造寺隆信供養塔があり、島原高校の北側や護国寺裏山(隆信山)、市指定文化財「量石(はかりいし)」付近にもあります。
今回ご紹介した供養塔は、令和6年7月に移設され、現在、二本木神社内にあります。

問合せ先:文化財課