くらし 「もしも」に備える〔その行動が命を守る〕(1)

毎年のように記録的な豪雨や台風などによる災害が全国で多発しています。自分や大切な人の命を守るため、普段から「もしも」に備えましょう。

◆「もしも」に備える(1) 避難行動を確認する
自分の命は自分で守る意識を持ち、ハザードマップで自宅を確認し、その場所が危険かどうか、避難が必要かどうか、災害時に行動できるように確認しておきましょう。
※ハザードマップは防災マップで確認できます。

◇避難行動判断フロー

◇マイ・タイムラインを作成しよう 自分の避難行動計画
マイ・タイムラインとは、自分や家族を守るために、どのタイミングでどのような行動をとるべきか決めておくものです。防災マップやアプリなどを活用し、もしものときに備え、家族や友人と話し合っておきましょう。

◆「もしも」に備える(2) 備蓄品・非常持出品の準備
◇食料・飲料水の備蓄は最低でも3日分
災害発生後72時間は人命救助活動が最優先となり、物資が行き届かないことがあります。最低でも3日分の食料や水を備蓄しておきましょう。
・非常食…そのまま、または簡単な調理で食べられるもの(缶詰・レトルト食品など)
・水…飲料水は1人1日3リットルが目安
・工具類(スコップ・ロープなど)
・生活用品(カセットコンロ・ガスボンベ・衣類・毛布・トイレットペーパー・ドライシャンプーなど)

◇ローリングストックを始めよう
普段食べている食品を多めに買い置きし、賞味期限が古いものから消費して、その分を買い足し補充する備蓄方法です。

◇非常持出品リスト
必要最小限にまとめ、すぐ取り出せるところに保管しておきましょう。定期的に、食品の賞味期限や電化製品の故障がないかのチェックも忘れずに行いましょう。
・貴重品
・非常食
・水
・懐中電灯・電池
・ラジオ
・生活用品…衣類・軍手・ナイフ・ライター・タオルなど
・ヘルメット・防災ずきん
・リュックサックなど
・救急医薬品・常備薬
・その他…マスク・消毒液・体温計など

◇家族構成に合わせて準備を
備蓄品や非常持出品は、アレルギー対応の非常食やペットフードなど、家族構成に合わせて必要なものを考えましょう。