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■在留外国人データで考える対馬の「多文化共生」
2025年に開催された大阪・関西万博で絶大な人気を博したインドネシア館。「ヨヤクナシ」ソングを陽気に歌いながら来場者を呼び込むスタッフは万博名物となり、インドネシアへの親近感を高める機会となりました。
多様な民族・文化、世界第4位の人口を有するインドネシアですが、対馬でも身近な国になりつつあります。右のグラフのとおり、100人近くのインドネシア人が対馬で暮らし、建設業や漁業などに従事しています。
データを見てみると、インドネシアのみならず、ベトナム、ミャンマー、ネパールの方々の移住もこの5年ほどの間に増えています。増加の背景には、産業の担い手不足、その解消のための入管法などのルール整備と就労支援、出身国の社会経済的な事情などの要因が挙げられます。今後、担い手不足は深刻化する見通しであり、改正入管法によって2027年4月から人材の育成と確保を目指す「育成就労制度」がスタートすることから、外国人移住がさらに増加すると予想されます。
少子高齢化による担い手不足は、日本だけでなく先進国の共通課題。対岸の国・韓国の沿岸や離島でも、インドネシアをはじめとする外国人が担い手不足を補っています。SDGsゴール8「働きがいも経済成長も」の中に「特に弱い立場の移住労働者に、安全・安心な労働環境を」という具体的な目標があります。先進国の間で人材の争奪戦が激しくなる中、日本、そして、対馬が将来も外国の方々に選ばれるかどうかは、労働力としてではなく、地域社会の構成員としてともに生き、ともに暮らしやすい社会を創る人として迎えられるかにかかっているのではないでしょうか。

データ:出入国在留管理庁「在留外国人統計」

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