- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県南島原市
- 広報紙名 : 広報南島原 令和7年12月号
■地名が語る島原の火山の記憶
雲仙火山を擁する島原半島は、火山災害に何度も見舞われながらも、その火山の恵みとともに歩んできた地域です。そうした日々の暮らしの記憶や災害に備える知恵は、先人たちによって“地名”に刻まれ、今を生きる私たちに語りかけています。こうした地名に込められた意味をご存知でしょうか?
島原市「崩山町(くえやままち)」は、1792年の島原大変で眉山が崩れ、その土砂が埋まった地であることを示しています。
「しまばら火張山公園」の「火張山(ひばるやま)」は、島原大変の引き金となった同年の寛政噴火の際、役人が溶岩流の流れを見張っていた歴史に由来します。また、その時溶岩流に襲われた地域は、現在「焼山(やけやま)」と呼ばれています。
島原市の山手に位置する「礫石原町(くれいしばるまち)」は、江戸時代のある時期、火山活動に伴う大量の温泉水が湧き出し、地域一帯が砂礫に覆われた原野となったことから、その名が付けられたと伝えられています。
これらの地名は、土地の成り立ちや過去の災害を今に伝える貴重な“ふるさとの記憶”です。地名を通じて、火山と人の共生について改めて感じてみてはいかがでしょうか?
問合せ:島原半島ジオパーク協議会
【電話】0957-65-5540【E-mail】[email protected]
