子育て 上五島のギバル団体(だんたい)

このコーナーでは、島内でギバル団体を紹介します。

北魚目・大浦地区で、子ども達が「自然に学び、生きる力を自ら育む」ことをモットーに活動を続ける「くらしの学校『えん』」をご紹介します。

Q.活動はいつから?
A.
平成10年に当時無人だった集落を自給自足の暮らしを目指して開墾。塩作りをしながら「心根を育てる自然体験を子ども達に」という想いを叶えるため、平成13年から「しまキャンプ」を開始しました。
初年度は14泊、その後も5~10泊前後で実施。自分たちでテントを建て、季節の恵みを収穫し、それをマッチから火おこしして自炊する…。20年間で島外から八百名以上の小中学生が参加しました。
現在は「しまキャンプ」から「しま留学」に進化させ、子どもたちの受け入れを続けています。

Q.くらしの学校『えん』の「しま留学」とは?
A.小学4年から6年生を3名程度、家族の一員として一年間受け入れています。9年で23名の子どもたちが、我が家から北魚目小学校に通いました。「島で暮らしたい!」「自然体験やいろんなチャレンジをしたい!」という自らの意思で実親と離れる決断をするだけあって、留学生は積極的な子が多く、純朴で大らかな印象の子が多い島の子ども達と良い影響を与え合っています。自治体が実施している留学と混同されることが多いのですが、僕たちが役場よりも先に始め、沢山の動物たちと昔ながらの暮らしを実践しているのが特徴です。

Q.大切にしていることは?
A.
この取組が「地域の皆さんに喜んでもらえる」こと。そうありたいし、そうなることが、留学生を守り、伸び伸びと島で暮らす基礎になると考えました。始める際、そして数年前から、補助金等はどこからもいただかず、留学生と地元の方がふれ合う機会を多く作るよう心がけています。
9年目の今、自分が生まれた島を「好きで・選んで」都会からやって来る留学生を、地元の方、特に子ども達が喜んで歓迎してくれているのが何より嬉しいです。

Q.これからの目標は?
A.留学生たちは島に憧れ、目をキラキラさせてやって来ます。やる気とエネルギーに満ちあふれた彼らと関わることで、島の子どもや大人たちにも活力が生まれ、地域に好循環を与えられる…。「しま留学」がそんな存在になれたら嬉しいです。

■団体詳細 くらしの学校『えん』
代表 小野敬(たかし)
家族・たくさんのしまキャンプ卒業生ボランティアと共に活動を続けています!
※BLOGでは暮らしぶりを発信中

「ギバル団体」は「こんなグループがいるよ「」あの人たちのこと知りたい!」そんな皆さんの声をもとに取材を進める予定です。
皆さまからの情報をお待ちしています。