しごと 上五島のギバル人(ひと)

このコーナーでは、島内外でギバル人を紹介します。

■理由も、きっかけもなく、気づいた時にはとにかく海が好きだった
道土井郷にあるダイビングセンター「ナイスばでぃー」。真っ黒に日焼けし、柔らかな笑顔で観光客を迎え入れているのが今回のギバル人、今田さんです。

Q.ダイビングインストラクターを始めたのは?
A.中学の時には海の仕事に就くことを決めていて、島外の水産高校に進学。卒業前に信頼を寄せている親戚から「これからの時代漁業だけではなく…」とすすめられたのがダイビングでした。当時では珍しい選択だったと思います。島外でインストラクターの資格をとり、帰島後は潜りなど漁の仕事を中心に、頼まれたときだけダイビングを教えていました。回を重ねるごとに「目の前に広がるこの綺麗な海で、資源を枯渇させたり汚したりすることもなく、こんなに喜んでもらえる。なんて素晴らしい仕事だ」という思いが強くなり、店舗と船を構えやっていくことを決意。妻と歴代のスタッフたちに支えられ試行錯誤しながら、今では有り難いことに全国からお客さまが来てくれるようになりました。

Q.上五島の海の中って?
A.海の中も陸地と同様に入り組んでいて、美しい景色が広がっています。北側と南側では雰囲気が違うんですよ。生き物の種類が豊富で、お客さまからはよく「暖かい海と冷たい海、両方の魚が共存していてめずらしい」とも言われます。

Q.これからの目標は?
A.息子に代を繋ぐことを視野に入れながら、体が動くうちは、島内外年齢問わずたくさんの方に、五島の海を楽しみ、親しんでもらえる環境を整えていきたいです。

■今田哲也(てつや)さん 53歳
趣味:トレッキング、山遊び(キャンプ・狩猟)
海も山も、陸ではお酒も!
五島を大満喫しています!

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自由な生き方で型にハマらず、周りの人との関わりを楽しみながら生きている心優しい人間です。

次号にてギバル人のお友達を紹介します。