- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県人吉市
- 広報紙名 : 広報ひとよし 2025年12月号 No.1196
議会の模擬体験を通して市民生活と行政の関わりを学び、子どもたちに市の未来について考えてもらう「人吉市中学生みらい議会」を10月31日に開催しました。市内の中学3年生が発言した質問の一部を紹介します(敬称略)。
■スポGOMI(ゴミ)(スポーツごみ拾い)開催で環境意識の向上につなげては
第一中 森原 匠( もりはらたくみ)、元田龍乃介(もとだ りゅうのすけ)
Q.スポGOMIは遊び感覚で地域の環境問題を学べ、環境美化の意識を高める具体的な手段になります。成績上位者には、地域で使える商品券を配布するなど工夫し、学校と連携し開催してはどうでしょうか?
A.スポGOMIは楽しみながら環境美化に取り組めるとても魅力的な活動。新たに開催することはすぐには難しいが、環境教育や地域活動の参考にし、学校や地域団体と協力してできる形を検討していきます。
■教科書や課題のデジタル化ができないか
第二中 白石謙前 太朗(しらいし けんたろう)、大王 心晴(だいおう こはる)
Q.児童・生徒用のタブレット端末の有効活用として、教科書や課題のデジタル化を提案します。情報へのアクセスが迅速になり効率的に学習を進められ、教科書などを持ち運ぶ負担軽減にもつながります。
A.教科書など持ち帰りの負担軽減に有効な手段と考えます。現在、国ではデジタル教科書の正式教科書への位置付けを進めています。教科の特性や発達段階などを考慮しながら教科書を選定します。
■子どもの歯科矯正に補助金を出す制度を提案
第一中 上髙原 聡(かみたかはら さとし)、愛瀬 美希(あいせ みき)
Q.成長期に歯の矯正を行えば、虫歯や歯周病の発症リスクが軽減され、将来的に医療費の抑制になると考えます。全国に先駆けて矯正への補助制度を始めれば、やさしいまちとして注目されると思います。
A.成長期の口腔機能の発達やかみ合わせの改善が全身の健康に影響を及ぼすことが指摘されているため、国の動向を見ながら必要に応じて検討します。今後も歯科保健対策に力を入れて取り組んでいきます。
■中高年層に向けた旅行PRを強化しては
第一中 中村 龍慶(なかむら りゅうけい)、永井 慎羅(ながい ちから)
Q.自然や温泉、文化財を生かした癒やしをテーマに「大人の旅」として人吉をPRします。中高年層が利用するSNSやテレビで情報を発信して観光客が来ることで、人吉が活性化するのではないかと考えました。
SNS…会員制交流サイト
A.旅行のPR方法や人吉の武器などの視点は、観光戦略で非常に重要です。地元をよく知るガイドや専門家などと連携しながら、本市の魅力をより多くの皆さんに知ってもらえるよう取り組んでいきます。
■ごみ問題解決に「生ごみ肥料化事業」を提案
第二中 田中 勇梧(たなか ゆうご)、椎葉 正人(しいば まさと)
Q.家庭から出た生ごみを捨てるのではなく、回収場所を設けて人吉球磨の農業経営者が肥料として活用できる事業を提案します。この事業が可能なら、ごみ問題と農業の発展につながるのではないでしょうか?
A.生ごみは燃えるごみの重量に占める割合が大きく、いかに減らすかが大きな課題です。他の自治体の先進事例を参考にしながら、本市の規模と環境に合った、持続可能な生ごみ減量施策を検討・実施していきます。
■きじコ(電子地域通貨)のポイントシステムで市民の運動を促進しては
第三中 松永 聖萊(まつなが せいら)、森 雪月(もり ゆづき)
Q.日頃から運動することは、健康寿命延伸に欠かせません。運動の習慣付けのためにアプリを使い、移動距離や運動時間に応じてポイントをためて、きじコと連動するシステム作りを提案します。
A.現在、日々の健康チェックやウォーキング歩数に応じたポイント付与の構築を進めています。ポイント活動をしながら、運動を習慣化し健康増進につながる市民の健康づくり施策を今後も展開していきます。
■「歴史人形劇」で人吉の歴史や文化を伝える機会づくりを
第一中 福永 夢衣(ふくなが ゆい)、前田 紗良(まえだ さら)
Q.北海道函館市では、市民ボランティアで野外歴史劇が行われ、地域の歴史を知ることができます。人吉でも市や市民を中心に歴史人形劇を行い、地域活性化にもつながる機会をつくってはどうでしょうか?
A.劇を見学する人だけでなく演じる人も人吉の歴史を知るいい機会になると思います。学校や地域と連携し、郷土の歴史学習支援を進め、将来的に人形劇などの取り組みにつなげていければと考えます。
■公共トイレを新たに設置してほしい
第二中 新村 真理(しんむら まり)、立山 陽葵(たてやま ひなた)
Q.人吉には公園以外のトイレの数が少なく、道沿いにはトイレ単体の建物がほとんどありません。住民や観光客にとって使いやすく、清潔で誰でも使用できるバリアフリーのトイレが必要不可欠だと考えます。
A.新たに公園施設などへのトイレ整備を進めています。今後も観光客の要望に対応し、トイレの数を増やしていきます。清潔さやバリアフリー対応、利便性の面で、さらに利用しやすい環境整備を進めていきます。
■防災状況や安心安全なまちづくりを発信して移住者を呼び込んで
第二中 中矢野 結月(なかやの ゆづき)、桒原 巧(くわはら たくみ)
Q.人吉の復興には、人口増加が絶対条件だと考えました。移住先の有力候補になることを目指し、SNSや新聞、テレビなどで、人吉は安心安全なまちであるということを発信してはどうでしょうか?
A.移住・定住を考える人にとって、まちの安心レベルを知る上で情報発信は非常に重要だと認識しています。自然の豊かさや仕事と住まいの環境づくりなど、暮らしの魅力と併せて積極的に発信し続けます。
問合せ:市学校教育課教育係
【電話】22-2111(内線4013)
