くらし まちなかグランドデザイン推進アクションプランを発表しました

市では、令和2年7月豪雨で被害が大きかった「まちなか」の将来像とプロジェクトを示した「人吉市まちなかグランドデザイン推進方針」を令和6年3月に策定。この方針を実現するための具体的なアイデア集である「人吉市まちなかグランドデザイン推進アクションプラン」を取りまとめ、3月15日の「人吉市復興まちづくりまちなかフォーラム」で発表しました。
同プランは、行政のビジョンに市民や事業者、専門家のアイデアを重ねて素案を作成。素案を基に復興まちづくりのアイデアを出し合う合同意見交換会や担い手ワークショップを開催し、市民や地域関係者、事業者と対話を重ねて完成したものです。
フォーラムには、高校生をはじめ市民や事業者、行政関係者ら約150人が参加。同プランの説明では、景観づくり、交通、夜間景観、情報発信などの考え方や、青井阿蘇神社や中川原公園といったまちなか10カ所の拠点の将来イメージを示しました。
続いて、同プランに基づき来年度に予定している社会実験として、行政が運営する仮設のハード整備や、市民らが企画するイベントなどの企画案を紹介。民間の担い手3人と専門家らによるクロストークでは、社会実験の企画者が企画内容を紹介したり、まちづくりに対する思いを語ったりしました。

■まちの担い手が考える社会実験の企画内容
・一般社団法人らぞLABO代表理事 北 貴之 さん
「中川原公園でテントサウナやバーベキューなどを展開し、収益化につながるか検証したい」

・球磨工高カヌー部主将 長谷川 結丸(ゆいまる) さん
「カヌー部のみんなと、子どもたちにカヌーに興味を持ってもらうためのプログラムを考えたい」

・SNS「人吉球磨めし」主宰 鳥飼 絵梨 さん
「オンラインでのつながりをまちづくりに生かし、生産者と飲食店をつなぐマルシェを開催したい」