くらし 話題をおって(2)

■人吉への思いを美声にのせて
・海蔵亮太特別ライブin市役所
全国のライブなどで活躍する歌手の海蔵亮太(かいぞうりょうた)さんが、2月26日に市役所で特別ライブを開催しました。祖母が人吉市在住で、昨年リリースした『晩夏光(ばんかこう)』のミュージックビデオでは人吉花火大会の映像を使用するなど本市と関わりが深い海蔵さん。世界カラオケ大会で2連覇するなど活躍しています。
幼い頃から帰省して慣れ親しんだ人吉に歌声を届けたいと、今回ライブを企画。美しく強弱のある声で歌い上げ、美声に聴きほれた観客からは大きな拍手が湧き起りました。

■人吉球磨全域で目指せ廃業ゼロ
・事業承継の広域連携支援に関する協定
事業者の高齢化や後継者不在などで起こる地域経済の衰退を未然に防ごうと、県と人吉球磨地域の自治体や商工団体、農林畜産業団体、報道機関など22団体は、人吉球磨地域の事業承継等に係る広域連携支援に関する協定を結びました。
3月3日に市保健センターで締結式を行い、関係者ら約60人が出席。代表して4団体が協定書に署名しました。今後は市町村の枠を超えて、各団体は相談会やセミナーの実施、情報発信など事業者に寄り添った支援をしていきます。

■災害時にも役立つ跳び箱贈る
・肥後木材株式会社から跳び箱贈呈
木材市場や木材加工場などを運営する肥後木材株式会社(熊本市)が、社会貢献の一環として人吉東小に跳び箱2台を寄付しました。贈られたのは、通常は跳び箱として使用し、災害時には乳幼児ベッドとして使える「ウッドトランスフォーム跳び箱」です。
2月25日に同小で贈呈式があり、式典後は同社の佐藤圭一郎社長が講師となって、5年生を対象に木育の授業を実施。5年生の松本颯睦(はやむ)くんは「貴重な木から作られた跳び箱を大切に使いたい」と話していました。

■本場台湾の味を人吉へ
・台湾料理交流会
日台が連携し地域創生を手掛けるLOCAL(ローカル)TO(トゥ)LOCAL(ローカル)株式会社(矢岳町)では、食を通して文化の交流を深めるため3月17日に台湾料理交流会を人吉温泉鍋屋で開催しました。
台湾から招いた2人の料理人が、地元の料理人に対し台湾料理の調理技術を披露。現地で調達した材料で台湾小籠包(しょうろんぽう)やパイナップルケーキなど台湾の味を再現しました。参加した地元の料理人は、技術を持ち帰ろうと生地の伸ばし方や具材の包み方を教わりながら楽しく交流していました。

■妊婦さんに毎月お米をお届け
・人吉市マタニティ応援プロジェクト
市では、お米の総合メーカー東洋ライス株式会社(東京都)と連携し、市内に住む妊婦さんに毎月5キロのお米を無料で届ける「人吉市マタニティ応援プロジェクト」に取り組んでいます。
同プロジェクトのスタートを記念して、2月21日に市保健センターでお渡し会を開催。参加した4人の妊婦さんに、5キロの金芽米(きんめまい)と専用の計量カップを贈りました。臨月の仮屋裕子(ゆうこ)さん(西間上町)は「妊娠中と出産は体力が必要なので、おいしく栄養価の高いお米を食べて頑張りたい」と感謝していました。

■SLを磨いて地域愛を深めよう
・球磨中央高校外研修inSL人吉
球磨中央高では、生徒に地域への愛着や関心を持ってもらおうと、3月10日に校外研修をSL人吉展示場で行いました。
参加した同校地域未来探求科1年生26人は、市職員や人吉鉄道観光案内人の立山勝徳さんからSL人吉の歴史や構造、今後の動態展示方法などの説明を受けた後、清掃作業へ。SL人吉清掃作業アドバイザー・入江高亘(たかひろ)さんの指導の下、車輪や胴体部分を清掃しました。参加した平山克己(かつみ)さんは「地域の魅力をもっと見つけて発信していきたい」と話していました。