健康 保健センターだより(1)

■熱中症から体を守りましょう
熱中症は梅雨入り前の5月ごろから発生し、7月や8月が最も多くなります。近年の地球温暖化で極端に高温になる頻度が増えていて、国内では熱中症による死亡者が毎年千人を超えています。熱中症死亡者の7割以上は65歳以上の高齢者で、約9割の人がエアコンを使用していなかったことが分かっています。
熱中症は命に関わるものですが、予防方法を知っていれば防ぐことができますので、いま一度予防行動を確認しましょう。

症状:
・めまい
・立ちくらみ
・手足のしびれ
・足がつる
・気分が悪い
・頭痛
・吐き気
・嘔吐(おうと)
・体がだるい
・いつもと様子が違う など
重症になると…
・意識消失
・けいれん
・体が熱い など
※自力で水が飲めない、意識がない場合はすぐに救急車を呼びましょう!

◇予防法
1.熱中症(特別)警戒アラートをチェック!
危険な暑さが予測されるときに環境省から発令される「熱中症警戒アラート」はテレビやラジオ、SNSなどで発信されるので、情報を把握し熱中症予防のための行動を取りましょう。
※気温が特に目立って高くなり、熱中症で重大な健康被害が起こる恐れがある場合は、「熱中症特別警戒アラート」が発令されます。

2.適切にエアコンを使おう!
熱中症は夜でも起こります。昼夜問わずエアコンを使用して室温を調節しましょう。扇風機を併用すれば、効率よく冷気を循環させることができます。
エアコンの機能が低下しないように、フィルターを定期的(2週間に1回)に掃除することも大切です。

3.小まめに水分・塩分を取ろう!
喉が渇いていなくても意識して水分・塩分を取りましょう。
・1日あたり1.2リットルを目安に水分を取る(10~15分おきに1口か2口飲む、1時間おきにコップ1杯、午前午後に500ミリリットルペットボトル1本分ずつを飲みきるなどの目標を)
・外出時には飲み物を持ち歩く
・睡眠時、入浴時も発汗しているので、起床後、入浴前後に水分を取る
・大量に発汗する状況では、経口補水液などで塩分を補給する

4.声を掛け合い見守り合おう!
高齢者や子ども、持病のある人、肥満の人、障がいのある人などは熱中症になりやすい傾向があります。身近な人から、夜間を含むエアコンの使用や小まめな水分補給などを行うよう声を掛けましょう。

5.暑さを避けよう!
外出時は涼しい服装で、日傘や帽子を使いましょう。屋外で暑さや疲れを感じたら、涼み処やクーリングシェルターを活用するなど、涼しい場所で休憩しましょう。

◇涼み処(どころ)を開設します
今年も厳しい暑さが予想されるため、市では、熱中症予防のため公共施設や民間施設を活用し、涼しい屋内で一時的に暑さをしのぐ場所「涼み処(どころ)」と熱中症特別警戒アラート発令時に開設する「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」を市内各所に開設します。屋外で暑さを感じたら気軽にご利用ください。
※涼み処・クーリングシェルターに協力できる民間施設も募集しています!
開設期間:~10月22日(水)
※施設営業時間帯で一般開放

問合せ:健康増進係・保健総務係