- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県人吉市
- 広報紙名 : 広報ひとよし 2025年10月号 No.1194
■甲石 蔵之助さん(下戸越町)
こういし くらのすけ
2009年1月生まれ。西瀬小、第二中を卒業し、現在は人吉高に通う2年生。趣味はゲームをすることで『マインクラフト』にはまっている。9月に行われた国民スポーツ大会にも県代表として出場した。
◇水泳男子平泳ぎ200メートルの県記録を約11年ぶり更新した
未来のオリンピック選手を育成する大会「第48回全国JOCジュニアオリンピック夏季水泳大会」。甲石選手は男子200メートル平泳ぎ(15~16歳部門)に出場し、2分13秒93と約11年ぶりに熊本県記録を0秒51更新した。
2人の兄の影響で小学校1年生から水泳を始め、3年生から選手として大会に出始める。6年生の秋までは、さまざまな種目を泳いでいたが、2学年上の先輩に勝ちたいという気持ちや泳ぎ方が自分に合っていたこともあり、同年の冬から平泳ぎを専門とすることに。最初は記録が伸び悩んでいたが、中学3年生からタイムが伸び始める。身長168センチと競泳選手としては小柄ながらも、水の抵抗を抑える水中動作を徹底的に磨き上げたことや、体重が増加し体のバランスが良くなったことが、ペースが落ちない粘り強い泳ぎにつながっている。
練習はおおがスイミングスクール(灰久保町)で週5回、取り組む。練習の原動力は、自己ベストを更新したときの喜びだ。また、ライバルでもある佐伯 凌(さえき りょう)選手(鎮西高)や中学3年の小松 凛太朗(りんたろう)選手(流泳館西部)との切磋琢磨が甲石選手の成長を加速させている。
「来年のインターハイでは表彰台を目指す。目標タイムは2分10秒台」と意気込む。若きスイマーの今後のさらなる活躍に、目が離せない。
