- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県人吉市
- 広報紙名 : 広報ひとよし 2025年10月号 No.1194
■救急・医療への理解深めて
・救急フェア2025
9月9日の「救急の日」にちなんだイベント「救急フェア2025」が、9月13日に人吉下球磨消防組合中央消防署(下林町)で開催され、約千人の家族連れらでにぎわいました。
会場には、さまざまな消防車両がずらり。子どもたちは目を輝かせながら車両に乗ったり、「小さな消防士」となって放水体験に挑戦したりと、さまざまな体験に夢中になっていました。メインステージでは、くまモンと西瀬小少年消防クラブがくまモン体操や心肺蘇生法を披露し、会場を盛り上げました。
■おいしい球磨栗を楽しんで!
・「くまろんフェア2025」開催中
人吉球磨地域で収穫される「球磨栗」のブランド化と知名度向上を図るため、毎年「くまろんフェア」を開催。6回目となる今年も10月20(月)まで地域内の協力店31店舗で、栗を使ったパンやスイーツなどを販売しています。
市役所で9月22日、協力店5店舗の代表と、市内11店舗から15点の商品が集まり、同フェアをPR。松岡市長は「人吉球磨の栗を楽しみ、この地域の秋を満喫してほしい」とアピールしました。ぜひ各店舗を巡って「球磨栗」をご堪能ください。
■中川原公園にハーレーが大集合
・人吉チャリティーツーリング
ハーレーダビッドソン熊本主催の「人吉チャリティーツーリング」が9月6日に行われ、中川原公園に約70台のハーレーが集結しました。ハーレージャパンの寄付プロジェクトの一環で、本市の活性化につながればと企画されたもの。
熊本市から来た参加者たちが次々と中川原公園に到着。参加者全員での記念撮影後は、それぞれ復興中の街中を楽しみました。今回、本市の復興支援への募金箱も用意。多くのライダーから温かい募金があり、後日、市へ寄付いただいています。
■学校給食の安全・安心を再確認
・学校給食用物資納入業者との試食会
市学校給食センターで9月19日、学校給食用物資納入業者との試食会を開催しました。同様の試食会は約11年振り。
会では、同センターの運営状況や学校給食の現状などの説明後、参加者らが学校給食に関わる思いを交えながら自己紹介。その後、準備された給食をおいしそうに試食しました。タマネギを納入する林玉葱(たまねぎ)生産組合の堤千鶴子さんは「皆さんが食の安全に気を付けていることが分かりました。今後も長く提供できるよう、生産を頑張ります」と決意を新たにしていました。
■地域に息づく観音巡礼
・相良三十三観音秋の開帳
相良三十三観音秋の開帳が9月20~26日に行われました。江戸時代に33カ所の札所が設けられ、始まったとされる観音めぐり。現在では、人吉球磨地域の35カ所の観音堂に、それぞれにご利益のある観音様が祭られ、春と秋の彼岸の時期には観音堂の開帳が行われます。
矢瀬(やぜ)が津留(つる)観音(西間上町)を参拝した葦北郡芦北町の坂口エミ子さんは「毎年、娘と2人でお参りに来ている。今年は、孫も連れて親子3世代でお参りに回る」と話し、次の観音堂に向っていました。
■教育機関の連携の大切さを確認
・家庭教育講演会
教育機関が連携し、教育内容や方針に一貫性を持たせることの大切さを学ぶ講演会が9月13日にカルチャーパレスで開催されました。市保育連盟と市PTA連絡協議会、市社会教育委員会が共催したもの。
講師に迎えた元横浜市立小学校の教諭で、現在は東海大学児童教育学部児童教育学科准教授の寳來生志子(ほうらいきしこ)さんは「問い」を大切にしたカリキュラムなど実際に行ってきた事例を紹介。「子どもの力を信じて主体性を発揮できる工夫をすることが大切」と呼びかけました。
■ピザ作りから食と防災学ぶ
・フライパンピザ焼き体験
農業関係者らでつくる人吉球磨グリーンツーリズム推進協議会は、8月23日にひまわり亭(矢黒町)でピザ焼き体験を開催し、参加者は食の大切さを学びました。夏休み恒例企画として開催しているもの。
参加者は、災害時でもフライパンと身近な材料で簡単に作れるピザの作り方を体験。外の気温で発酵させた生地を伸ばし、思い思いにトッピングし、弱火でじっくり焼き上げました。東間小4年の毎床瑠夏(るな)ちゃんは、「生地をこねるところが楽しかった」と話していました。
