くらし キバッ輝ヒト(76)

■澤徹(さわとおる)さん(31歳)
大矢野町中出身

▽野球で培った精神を持って、お笑いの世界へ!
9月29日(月)、吉本興業所属のお笑い芸人が、「有料老人ホームウェルかめ」を訪問し、笑いを届けました。※P4参照
そこには、国民的アニメの登場人物「ジャイアン」のモノマネを披露し、会場を盛り上げる上天草市出身の芸人「さわとおる」さんがいました。澤さんは福岡よしもとに所属し、福岡県を拠点に活動するお笑い芸人です。現在は、「カーネギー」というコンビ名で漫才を劇場で披露したり、九州各地で営業やテレビ出演するなど活躍されています。
そんな澤さんは、小さなころから野球一筋。「プロ野球選手になって、プレーでみんなを笑顔にすること」が夢で、大矢野中学校時代は野球部でキャプテンを務め、高校では、甲子園に出場経験もある強豪校に進学しました。ただ、学生のときは、「お笑い芸人になりたい。」と思ったことはなく、人前で芸を披露したこともなかったそうです。
高校卒業後、プロ野球選手になる夢を諦め、一度就職された澤さんですが、「芸人になって、今度は『お笑い』で笑顔を届けたい。」という思いから、仕事を辞め、24歳でお笑い芸人の養成学校「NSC福岡校」に入校しました。養成学校卒業後、同じ熊本県出身の松相さんと結成した「カーネギー」で、全国規模の漫才コンクール「M-1グランプリ」の2023年大会に出場し、同校出身者として初めて3回戦に進出されました。
その後、福岡よしもとの期待の若手と言われ、活動する澤さんですが、この業界を生き残るために、毎日が反省の日々だそうで、上手く笑いが取れた時でも、帰宅後の反省は欠かせないそうです。そして、何よりも意識していることが少年野球から大事にしてきた「礼儀」で、売れっ子の先輩芸人は、みんな礼儀正しく、スタッフや共演者にも低い姿勢で応対されているそうです。私たちがテレビで見る華やかなお笑いの世界。それは、芸人の皆さんのたゆまぬ努力と謙虚さの積み重ねであることが、澤さんの言葉から伝わりました。
「もっと全国の老若男女に笑いを届けたい。」と話す澤さんの目標は、全国規模のお笑い賞レースでグランプリを獲ることですが、地元上天草市の皆さんの前で、お笑いを披露することも1つの目標だそうで、「今回、上天草市の施設でお笑いができて本当に良かった。もっと有名になって皆さんに見ていただく機会を増やせたら。」と今後の活躍を誓っていました。

■「キバッ輝ヒト」を募集します!
新しいことに挑戦している人、賞を受賞した人など上天草市で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦、ジャンルなどは問いません。詳しくは総務課秘書広報係までご連絡ください。

問合せ：総務課秘書広報係
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