くらし [特集]ここがいい。 ともに過ごすまち 宇城(うき)(1)

8年後の宇城市が目指す将来都市像 「宇城市総合計画(2025-2032)」がスタート

8年後の2032年、皆さんはどんな未来を描いていますか?
宇城市は皆さんにとってどんな場所になっているでしょうか。8年後の未来に向けて、まちづくりの基本方針をまとめた「宇城市総合計画(2025-2032)」がスタートします。
今後、この計画を通して「ここが、いい」と宇城市を選び、宇城市の「ここ、がいい」と言いたくなるような、潤いある暮らしや輝く人、風景があり、宇城市で暮らす人、働く人、訪れる人など市に関わる多様な人たちと、共に過ごすまちを目指します。

■総合計画とは?
市が目指すまちづくりの方向性を示した計画で、市における最上位計画です。
この計画は、市が目指す総合的かつ長期的展望に立ったまちづくりの方向性を示す「基本構想」を中心として構成し、それを実現するための具体的な施策は、各分野における個別計画により実行していきます。

▽宇城市総合計画(2025-2032)

◆市の課題
市の2020年の総人口は約5万7千人で、合併当初から減少傾向が続いています。増加している65歳以上の人口も2025年頃をピークに減少に転じ、2070年までの50年間で約2万7千人が減少すると推計されています。
今後、減少のペースが緩まるとしても、何もしなければ人口減少と人口構成の変化は避けられない状況です。

総人口および年齢3区分別推計人口(社人研推計準拠)

■宇城市総合計画(2025-2032) 4つのまちづくりの基本目標
◇基本目標1 こどもの笑顔をつくるまち
こどもたちが、将来にわたって自分らしく笑顔であり続けられるよう、のびのびと成長できる場所や教育環境の整備、家庭・地域における子育て支援の環境を整備するとともに、家庭や子育てに対し希望を持つことができるまちづくりを進めます。

◇基本目標2 住みよく安心できるまち
全市民が、心身ともに健康でいきいきと住み続けられるよう、保健・医療・福祉に係る環境・体制の充実などの基盤づくりと、自然と都市環境が調和した快適でコンパクトな都市基盤の整備を進めるとともに、自然災害などの多様なリスクへの対応強化を図ります。

◇基本目標3 活力ある魅力的なまち
将来にわたって活力ある魅力的なまちとなるよう、多様な地域資源などの強みを市内外の人と共有し、企業や人の誘致、定着に向けて取り組むとともに、農業をはじめとする地域産業の振興を図ることにより、活気あるまちづくりを進めます。

◇基本目標4 多様な人々の流れをつくるまち
人口減少・少子高齢化社会にあっても、地域を活性化し持続可能なまちを形成できるよう、市民や本市への通勤・通学者だけでなく、地域や地域の人たちに多様な形で関わる人々を増やし、つながり、人の流れをつくるまちづくりを進めます。

◆「ここがいい。」と思えるまちづくりを市民の皆さんとともに―
宇城市総合計画は、学識経験者や住民代表などの9人の委員で構成される「宇城市総合計画審議会」での議論のほか、市民を対象に行ったアンケートを基に策定しました。

~市民アンケートより~
・子育て世代が移り住みたいと思える環境を作って活性化させてほしい。
(不知火町 30代 女性)
・企業誘致による仕事の場作りと農業の振興による地域活性化を推進してほしい。
(小川町 60代 男性)