くらし 自助・共助による 風水害対策

近年、令和元年東日本台風や令和6年能登半島地震など、大規模な自然災害が各地で頻発しています。
こうした災害に備えるためには、「自助」、「共助」、「公助」の3つの備えが欠かせません。災害発生直後は、自分の命を守る「自助」、地域で助け合う「共助」が特に重要です。
大規模な災害では、行政や自衛隊などによる「公助」にも限界があり、救援が届くまでに時間を要します。また、道路の寸断により物資の供給も滞るなど、支援体制がすぐに機能しないこともあります。
そのため、平常時からの備えが命を守るカギとなります。ハザードマップを確認し、避難行動を時系列で整理した「マイタイムライン」を作成するほか、災害時に助け合えるよう、地域とのつながりを深めておくことが大切です。
これから迎える大雨や台風のシーズンに備え、いざという時に落ち着いて行動できるよう準備を進めましょう。

■自助
CHECK!01 ハザードマップを確認
「宇城市ハザードマップ」は、災害時に地域住民の皆さんがすばやく安全に避難し、被害を最小限に抑えるため、住んでいる場所がどのような災害リスクを抱えているのか、被害の想定される区域と被害の程度、避難場所などの情報を掲載したもの。
災害時に落ち着いて対応できるよう、事前に確認しましょう。

CHECK!02 「マイタイムライン」の作成
マイタイムラインとは、大雨や台風などの自然災害から身を守るための防災行動計画のこと。
一人一人の家族構成や生活環境に合わせて、「いつ」、「誰が」、「何をするのか」を決めておくことで、いざという時に慌てずに避難できます。
県が作成したガイドブックを見ながら「5段階の警戒レベル」や「ハザードマップ」を確認して、シートを作成してみましょう。

▽避難場所
避難所だけではなく、親せきや知人の家など複数の避難先を確保する市ハザードマップはこちら
▽5段階の警戒レベルに対応する避難行動
・避難行動の所要時間を確認する
・避難行動について家族で役割分担する
▽その他
・家族の連絡先
・避難時の持ち物など

■共助
CHECK!01 安否確認・安全確保の協力
自分の安全が確保できたら、無理のない範囲で近隣住民との安否確認と安全確保に協力しましょう。
平常時に地域とのつながりを深めることが大切です。

CHECK!02 地域での話し合い・自主防災組織の立ち上げ
地域の自治会などで防災対策を話し合い、災害時の役割分担や行動ルールを決めたり、避難時の支援が必要な人を把握するなど、協力体制を整えましょう。自主防災組織を立ち上げ、防災訓練を行うなど、地域の防災体制を強化しましょう。
昨年開催された2つの地区での事例を紹介します。

◇事例1 不知火町 十五社区
昨年12月に避難訓練を開催。
水害などを意識し、十五社区公民館から不知火龍燈公園まで、地元消防団や区民が共同で避難訓練を行いました。
防災に関する勉強会も定期開催しています。

◇事例2 松橋町 大野区
昨年6月に大野公園で防災訓練を開催。
近年多発している地震、台風、水害に対する区民の防災意識を高め、有事に備えることを目的に、危険な場所から避難する立ち退き訓練や消火訓練、炊き出し訓練を行いました。

◆市は災害の情報発信をしています
事前に登録して、災害に備えましょう。
防災行政無線が聞こえない時は、下記で内容を確認できます。
【電話】0964-32-7200

問合せ:防災消防課
【電話】32-1766