- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇城市
- 広報紙名 : 広報うき ウキカラ 令和7年6月号
私たちが暮らす宇城市の郷土にまつわるさまざまな文化の魅力を発信します
■解説!蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)ーこれであなたも元寇(げんこう)博士!(1)ー
2024年は、元(げん)(現在の中国)が日本に攻めてきた「元寇」が起こった1274年から、750年にあたる年でした。
元寇に参戦した肥後国(現在の熊本県)の武士竹崎季長(すえなが)は、戦いでの活躍に対する恩賞で、幕府から海東郷(かいとうごう)(現在の宇城市小川町海東)の土地を与えられました。のちに季長は元寇の様子を描いた「蒙古襲来絵詞」を作り、その原本が現在は国宝として宮内庁三の丸尚蔵館(しょうぞうかん)(東京都)に収蔵されています。
2024年12月から2025年1月にかけて、市では不知火美術館を会場に特別企画展を開催し、蒙古襲来絵詞を江戸時代に模写したとして伝わる「竹崎季長絵詞」の複製品と併せて、蒙古襲来絵詞の複製品を全場面展示しました。現在は、2つの絵詞を郷土資料館で常設展示しています。
7月からは、絵詞に収録されている21の場面を月替わりで順に展示し、広報紙にも場面の解説を連載します。
特別企画展を見逃した人、もう一度見たい!という人は、この機会にぜひ郷土資料館にご来館ください。
◆郷土資料館《入館料無料》
開館時間:10時~17時
休館日:月・木曜(祝日の場合はその翌日)
住所:豊野町糸石3818
【電話】45-2102
問合せ:文化スポーツ課
【電話】32-1954