- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県合志市
- 広報紙名 : 広報こうし 令和7年6月号 第231号
◆楠岡 由浩(くすおか よしひろ)さん(西合志中学校出身)
1月2・3日に開催された『東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)』に初出場した、帝京大学駅伝競走部3年(当時2年)の楠岡由浩さん。「沿道の人が他の大会よりも多く、学生スポーツの中で最も注目度が高い、特別な大会だと実感しました」と話します。
小学生の頃から走るのが速かったという楠岡さん。西合志中学校出身で、慶誠高校時代に陸上競技を始めました。「自分が真剣に向き合えるものができ、〝大学でも陸上をやりたい〟と考えました」。しかし、大学1年の時は故障で走れない時期が続きました。「大学では高校時代より長い距離を走るため、体がついていきませんでした。少しでも足が痛ければ無理をしないなど、陸上への取り組み方が変わりました」と振り返ります。
昨年11月、箱根駅伝への出場が告げられた楠岡さん。任されたのは、往路の中でも16kmに及ぶ上りが続き、標高差800m余りを駆け上る、過酷な5区でした。「山上りの特別な練習をしましたが、きつかったです。本番ではチームの順位を下げて申し訳なかったですが、出雲駅伝、全日本大学駅伝と並ぶ〝大学三大駅伝〟の箱根駅伝を走った経験は大きいと思っています」。
チームを引っ張る立場の今年、「各大会で結果を残したい」と話す楠岡さん。大学卒業後は実業団で陸上を続け、〝日の丸を背負う選手になること〟を目標としています。