くらし 男女共同参画推進懇話会便り

(だんじょきょうどうさんかくすいしんこんわかいだよ)り

男女共同参画推進懇話会
吉﨑 祥太郎(よしざき しょうたろう)さん
(市社会福祉協議会)

◆『娘の未来のためにできること』
3歳の娘を育てる父親として、毎日いろいろなことを考えます。この子が大きくなったとき、どんな未来が待っているのか。好きなことを自由にできる世の中になっているのか。そんなことを思いながら、子育てをしています。
娘には、好きなものがたくさんあります。料理が大好きで、おもちゃを使ってパーティーをしたり、車が好きで、運転席に座って運転ごっこをしたりと、毎日楽しく過ごしています。最近は、友達の影響で自分のことを「オレ」、「ぼく」と言うことが多くなっています。毎日、娘の成長を感じ、日々変化していく様子に驚かされます。
ですが、運転ごっこをして遊んでいること、一人称が「オレ」であることが変だと思う人もいるかもしれません。私自身も、娘が「オレ」と言うことに「なんでだろう」と思うこともありました。ですが、時間が経つにつれ、「これは娘なりの表現であり、自由に楽しんでいる証なのだ」と思うようになりました。
娘にとって、これまでの人生はたったの3年。これからも、たくさんのことを学び、どんどん成長していくでしょう。将来、娘がどんな道を歩むかは分かりませんが、どのような環境でも、自分の考えを持ち、柔軟に生きていける人になってほしいと願っています。
男女共同参画というと難しく聞こえますが、特別なことではないと思います。むしろ、「自分らしくいられる社会をつくること」と言った方がしっくりくるかもしれません。娘を育てる中で、その大切さを改めて感じています。
これからも、娘が伸び伸びと成長できるように、そして社会全体が誰にとっても過ごしやすい場所になるように、私自身も考え、行動していきたいと思います。