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■45年ぶりの快挙
◇第51回郡市対抗熊日駅伝
2月9日に第51回郡市対抗熊日駅伝が開催されました。昨年度まで男女別で開催されていた大会が今回から一本化となり、天草市陸上競技場から上通アーケード前までの全18区間100.5kmで熱戦が繰り広げられました。
玉名郡チームは序盤から好位置につけ、3区から4区は優勝した熊本市を抑え、トップでレースを進め大会を沸かせました。
19郡市の代表ランナーが競うハイレベルなレースの末、最後は2位でフィニッシュ。2位という成績は45年ぶりの快挙であり、選手やスタッフは喜びを爆発させました。
玉東町出身選手としては15区に中尾真選手が出走し、区間6位の好走。中尾選手は「2位に貢献出来てよかった。応援ありがとうございました」と感謝を述べました。

順位:(1)熊本市、(2)玉名郡、(3)菊池郡市、(4)八代市、(5)天草市、(6)山鹿市
玉東町出身選手の成績:※詳しくは本紙をご覧ください。

■スリランカについて学ぼう
◇木葉小学校6年生多文化共生授業
2月5日、木葉小学校で、スリランカの文化や生活、食べ物について学ぶ多文化共生のための授業が開かれ、6年生の27人が参加しました。
玉東町在住でレストランを経営されているスリランカ出身のルワンティさんとヘラットさん夫妻が講師となり、始めにスリランカの民族と文化や言葉、子どもの学校生活や食べ物について紹介いただきました。特にハーブやスパイスなどの食べ物や、リラックスすることを通して体を内側から整える「アーユルヴェーダ」というスリランカの伝統的な予防医学の考え方も学びました。
その後、調理室でグループに分かれて実際に「人参と水菜のココナッツサラダ」を調理しました。材料の野菜に、ココナッツフレーク、レモンジュースと塩だけで味付けされたスリランカの本場の味を味わいました。「はじめて食べた!おいしい!」と、おかわりをする児童もいて、食文化の違いを実感していました。

■山北場所開幕
◇山北八幡宮春季例大祭
山北八幡宮「春の例大祭」が2月19日に開催され、山北小学校の5・6年生が伝統の奉納相撲を披露しました。
奉納相撲は江戸時代から続き、当時は本物の力士が相撲を取っていたといわれています。それから青年団、中学生と引き継がれ現在の子ども相撲になった歴史を持ちます。
晴れ空の下境内の土俵で白いまわしを締めた児童たち20人が東西に分かれて対戦。一進一退の攻防に観戦者は大盛り上がりで声援と拍手を送っていました。

■登下校の安全を願って
◇ランドセルカバー贈呈式
2月27日、中央公民館で、ランドセルカバーの贈呈式が行われました。これは小学校に入学する新1年生の交通安全を願って、玉名地区交通安全協会と玉名地区防犯協会連合会から贈られるもので、原口護交通安全協会副会長から下地教育長に渡されました。下地教育長は「子どもたちが交通事故にあわないように取り組んでいきたい」と言葉を述べました。

■玉東中学校卒業式
3月11日、玉東中学校で卒業式が執り行われ、卒業生58人が晴れやかな表情で門出の日を迎えました。
式では、卒業生が恩師や仲間、後輩とともに中学生活最後の特別な時間を過ごし、温かい雰囲気に包まれました。
在校生代表の送辞では、卒業生が残した功績に触れ、「合唱コンクールで響かせた唯一無二の歌声や、英語の成績の素晴らしさは、私たち在校生にとって大きな誇りです」と先輩への敬意を表しました。
卒業生代表の答辞では、お世話になった先生や保護者への感謝の気持ちの他、共に歩んだ3年間を振り返りました。「合唱コンクールや体育大会は、みんなで力を合わせて一つの目標に向かいました。そのすべてが成長につながっています。卒業後も、この経験を忘れずに頑張ります。」と述べ、会場では涙を拭う姿も見られました。
最後に、卒業生全員で合唱を披露し、美しい歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。その感動的な歌声は、多くの人の心に深く刻まれました。
卒業生たちは、これまでの努力や学びを胸に刻み、未来に向かって新たな一歩を踏み出しました。