くらし 新年のごあいさつ(1)

■令和8年新年の抱負
南阿蘇村長 太田 吉浩(おおた よしひろ)
新年あけましておめでとうございます。日頃より村民の皆さまの温かいご支援のおかげで公約であった「ふるさと納税の3倍増」や「大相撲巡業の誘致」が実現し、「民間企業との積極連携」も前進しました。新年に際し、令和8年度の重点目標の一端をお伝えします。
1.創造的復興の完遂と「誇れる村」の実現
今年は、熊本地震から10年の節目を迎えます。創造的復興を真の意味で完遂し、その先の未来へ力強く踏み出す一年と位置づけます。
・交通インフラの「その先」へ:村内公共交通網を大きく見直し、既存の手段に固執せず、村民の利便性向上を実現します。買い物弱者対策も並行して実行します。
・震災の教訓を未来へ:災害に強いインフラ整備の継続と地域コミュニティの再生・強化を図ります。「顔の見える関係」を軸とした、自助・共助が機能する地域づくりを積極的に支援します。併せて、防災意識のさらなる向上に努めます。
2.「南阿蘇村ブランド」の深化と地域経済の活性化
ふるさと納税を主軸にしながら、村の基幹産業である農業、観光業の競争力を高め、若者や定住者が増える経済基盤を築きます。
・高付加価値農業の推進:清らかな水と土壌を活かした農産物に、「村ブランド」としての付加価値を高める認証制度や販路拡大を支援します。ふるさと納税は15億円を目標に、魅力ある返礼品開発を進めます。併せて、農業みらい公社は黒字化を目指し、地域から歓迎される組織へ立て直します。環境保全型農業の推進と若手農家の育成、新規作物やスマート農業導入への支援を強化します。
・「稼げる観光」へ進化:地の利を最大限に活かした交流人口の拡大に注力します。村内に滞在し、消費を促す「着地型観光」に向けた新たなコンテンツ開発を強化します。体験型観光やヘルスツーリズムなど、地域の魅力に光を当てながら多様なニーズに応える観光メニューを充実させます。村を代表する観光地である白川水源のリブランディング(再開発)にも着手します。
3.健康が一番。村民が誇れる「日本一住みたい村」の創造
赤ちゃんからお年寄りまで、村民の健康づくりを力強く支援します。人間ドック補助の新設などで健診受診率を高めながら、健康づくりを村民運動として取り組み、児童生徒の健康づくりも推進します。
・子育て支援と教育の充実:未来を担う子どもたちが村で育つことに希望と誇りを持てる環境を整備するため、子育て世代のニーズに合った負担軽減に努めながら、子どもたちが自然の中で安全に学べる環境づくりを推進します。特に、生きる力を養う特色ある教育プログラムの導入や異文化交流にも力を入れます。
・全世代活躍の村へ:多世代交流の拠点として開館から5年を迎えるLOOP南阿蘇を拠点に、読書や読み聞かせの「活字文化」の復活を目指します。アナログとデジタルのベストミックスで「読書立村」を推進します。また、高齢者が安心して暮らせる環境を整え、豊かな文化・伝統を次世代へ繋ぐ「学びの場」を充実させます。後継者育成の支援も必要です。

本年は、緩やかな行財政改革を継続しながら、ふるさと納税で集めた寄付を新たな財源に未来への希望に満ちた種を蒔きます。水と緑、そして人の心の温かさが溢れる「日本一住みたい、明るい健康農村」の実現に向けて、“チーム南阿蘇”一丸となって邁進してまいります。どうぞご期待ください。