くらし 村と人(147)

■分かち合いのつながりの場
あそっこゆずりっこの会
「あそっこゆずりっこの会」は、2018年に南阿蘇村の現役ママ4人によって立ち上げられた団体です。現在は移住者や村出身者、村に嫁いできた人など、多様な背景を持つママ10人がメンバーとなり、毎年春と秋に子ども服や絵本の交換会を開催しています。活動のきっかけは「保育園の制服のお下がりが欲しい」という思いからで、小さな子どもは成長が早く衣服がすぐにサイズアウトするため、「欲しい人」と「譲りたい人」をつなぐ場として活動を始められました。会では物のやりとりに加え、参加者同士が子育てについて語り合い、悩みや喜びを分かち合う交流の場にもなっています。代表の前畑恵梨子さんは「雄大な自然と温かな人々に恵まれた村ですが、子育ては家族だけで担うには負担も大きいもの」と話されます。10月11日(土)にはあそっこゆずりっこの会企画による「あそっここそだて日和」というイベントを行い、子どもたちが楽しみながら、保護者の交流促進を期待しているとのこと。ぜひ皆さん参加されてみてはいかがでしょうか。