子育て 笑顔満祭『伝統も未来もアップデート』令和7年度湯前中学校文化祭

11月9日に湯前小学校体育館で湯前中学校文化祭が開かれ、同校の全校生徒が練習してきた伝統芸能や演劇などを保護者らの前で披露しました。
ことしのスローガンは「笑顔満祭『伝統も未来もアップデート』」。実行委員長の桑原優輝さん(3年・上里1)は「先輩たちが受け継いできた伝統や文化を自分たちでアップデートしながら取り組み、笑顔になってほしいという思いが込められている。この日を迎えられたのは、先生の協力や生徒一人一人の努力があったから。精一杯頑張ろう」とあいさつしました。伝統芸能継承活動では、国・町指定の無形民俗文化財となっている「球磨神楽(国指定)」「浅鹿野棒踊り(町指定)」「東方組太鼓踊り(町指定)」に取り組み、町民の皆さんに指導を依頼。約3カ月間練習に励んで披露した伝統芸能は完成度が高く、表情や息遣いから真剣さが伝わってきました。
吹奏楽部の楽しい演奏で幕を開けたステージ部門。プレゼンテーションの発表では、壁新聞とプレゼンテーションの2班に分かれ、1学期から班で協力して調べてきたことを発表しました。プレゼンテーション班は「仕事」「人吉球磨の高校」「沖縄戦」「沖縄の文化」「湯前町の文化」について、壁新聞班は湯前町のことを中心に「特産品」「寺社や文化」「人気の食べもの」「防災と幸野溝とのつながり」「ふるさとを知る」の10項目を分かりやすく伝えました。発表資料を作るときのポイントや調べ方など、時間をかけて学んできた生徒。緊張しながらも、発表の中にクイズを取り入れたり、壁新聞に写真を入れるなど、相手に伝わりやすくするさまざま工夫がされていました。劇発表「リズム」では、舞台の道具やセリフが多い中、見事に演じ切り、会場は拍手に包まれました。