くらし 初春のごあいさつ

新年、明けましておめでとうございます。
村民の皆様には、希望に満ちた新春をお迎えの申し上げます。日頃から水上村教育行政に対しまして、温かいご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
水上学園が義務教育学校として歩み始めてから、今年4月で4年目を迎えます。小学生と中学生が同じ校舎で学び、生活を共にする日常は、当初の戸惑いを乗り越え、今では学園ならではの強みとして実を結びつつあります。昨年の文化祭では、子どもたちがふるさとで学んだ自らの体験を堂々と表現する姿が見られました。まさに「ふるさとに親しみよりよい未来を拓く人づくり」が形となりつつあることを実感しております。これらの学びは、農林業体験、職場体験、子ども議会、地域探検、宿泊登校、定期的な読み聞かせ、タイムトンネル等々への地域の方々のご支援があってのことです。ご協力いただいている皆様に心から感謝申し上げます。
また、部活動の地域展開に際しましては、これまでご指導いただいているコーチの皆様やご協力いただける先生方にお願いする形で活動しております。指導者の皆様には、日々子どもたちの健全育成にお取組いただいていることに心から敬意を表したいと存じます。今後も子どもたちのスポーツ・文化活動のよりよい環境を整える取組を進めてまいります。
加えて、昨年4月から水上学園では、「AIの活用による英語教育強化事業」の県教育委員会の指定を受けAIを使って英会話や文法を学ぶ実践研究を進めていますし、イングリッシュキャンプという語学研修にも取り組んでいます。様々な経験を通して、子どもたちの学びの充実を進めているところです。
さて、近年不登校やいじめといった課題は、全国的な広がりをみせています。背景には、社会の変化や人間関係の難しさ、そして多様な価値観の広がりがあります。教育委員会としましては、子ども一人ひとりの状況に寄り添い、安心して学べる環境づくりを進めるとともに、地域や関係機関との連携を強化し、子どもたちを孤立させない支援を大切にしてまいります。インクルーシブ教育(障害の有無にかかわりなく共に学ぶ教育)の理念に基づき、人権を尊重し合う学校づくりを進めていくことが重要だと考えています。
社会教育では、昨年も多くの方々が元気クラブの活動や各種行事等に積極的に参加いただき、生涯学習を実践してくださいました。何歳になっても、何かに取り組み学び続けることは、生きがいを感じるうえでも大変有意義なことです。活動に参加し、参加者同士で交流し、楽しいひと時を過ごすことができれば、そのこと自体が村民の皆様の健康的な生活につながることでしょう。ぜひ、今年も様々な活動にご参加をいただき、楽しく充実した時間を過ごしていただければと思います。
人口減少や高齢化が進む中で、学校教育も社会教育も地域の未来を切り拓く重要な柱です。今後も、学校・保護者・地域・行政が力を合わせ、共に学び合う「チーム水上」の輪を一層強くしていくことが大切だと考えています。
結びにあたり、本年が村民の皆様にとりまして健やかで実り多い一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

水上村教育委員会教育長
原 崇