- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県水上村
- 広報紙名 : 広報みずかみ 令和8年1月号
熊本県では毎年約5億円程度の被害を出している野生鳥獣による農作物被害。鳥獣による被害は「農業だけの問題」ではありません。こうした被害発生の原因は人間による「えづけ」にあるといわれています。
鳥獣被害対策について、正しく学び集落全体で鳥獣被害対策に取り組みましょう。
■鳥獣被害の原因を知ること
鳥獣被害は、野生鳥獣が田畑や集落を「エサ場」と認識することから始まります。
「エサ場」とは、(1)鳥獣が身を隠せる「ひそみ場」と、(2)農作物を含めた「エサ」の両方がそろう場所です。
人間が無意識に収穫残さや生ごみを放置して、田畑や集落を「エサ場」として学習させること、これを「えづけ」と言います。
鳥獣被害対策の基本は、この「えづけ」をやめることにあり、熊本県ではこれを「えづけSTOP!対策」として推進しています。
◇「えづけSTOP!対策」順番
(1)集落みんなで勉強
(2)守れる集落・田畑づくり
(3)柵等による囲いや追い払い
(4)個人でできない対策
鳥獣被害対策では、対策の順番を守りながら、地域ぐるみで対策を進めることが重要です。野生鳥獣を寄せつけない集落づくりに取り組みましょう。
また、一年の間で最もえづけが進むのは、山からエサがなくなる「冬」の時期です。この時期にイノシシやシカにエサ場と認識されてしまうと毎年被害に合う恐れがありますので、冬場は特に注意しましょう。
「えづけSTOP!対策」は小さなことから取り組むことができます。地域みんなで取組みを進め、ご不明な点は積極的に県や市町村にお問い合わせください。
■地域のエサ場度チェックリスト
ひとつでも該当項目があれば、地域が野生鳥獣などに狙われやすい「エサ場」や、住みやすい「ひそみ場」となっている可能性があります。
・お供え物
・稲刈り後の雑草や2番穂(※)
・植えたまま未収穫の果実
・放置された野菜くずや収穫物
・ゴミ捨て場の生ゴミ
・放置した竹林のタケノコ
・ひそみ場
◇えづけ度チェックリスト
・お墓のお供え物・ゴミ捨て場の生ゴミを回収していない。
・9月以降に草刈りをして、1月から2月にかけて、青草が生い茂っている。
・収穫しないままの果実(ビワ、スモモ、クリ、カキ、ミカンなど)を放置している。
・野菜くずや生ゴミなどを田んぼや畑に放置している。
・タケノコを収穫せずに、そのまま放置している。
◇ひそみ場チェックリスト
・使っていない田畑に、雑草が生い茂っている。
・見通しの悪い雑木林や竹林がある。
・イノシシなどを見かけても誰も追い払わない。
問合せ:
・熊本県むらづくり課【電話】096-333-2416
・水上村 産業振興課【電話】44-0314
