- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県球磨村
- 広報紙名 : 広報くまむら 2025年11月号
■農事組合法人 球米(きゅうべい)
~球磨村の美味しいお米を守りたい~
秋晴れの10月初旬、黄金色に染まった村の田んぼは、稲刈りの最盛期を迎えていた。
「村の復興を農業で後押ししたい」という強い思いを持つ有志が集まり、令和5年に立ち上がった農事組合法人球米(きゅうべい)(糸原幸樹(いとはらこうき)代表理事)には、現在、約10人の組合員が所属しており、球磨村産の美味しいお米を生産している。
近年、農業は高齢化や担い手不足などにより、離農や経営縮小が課題となっている。そのような中、村の農業は令和2年7月豪雨災害で大きな被害を受けた。村では、乾燥籾摺施設の廃業で作業の受託先も不足する中、球米は、農業復興の起爆剤となり、農家の負担軽減を促し、稼げる農業を目指している。
球米では、稲作や乾燥、籾摺り作業のほか、米の販売なども行っており、球磨川水系の豊富で良質な水と昼夜の寒暖差によって育まれたヒノヒカリは、旨みと甘みが凝縮し、もっちりとした食感で、ふるさと納税の返礼品としても人気となっている。乾燥籾摺り作業を受託することにより、個人農家の負担軽減にもつながっている。
今後は早期米にも挑戦してみたいという糸原代表。永く消費者に笑顔を届ける組合を目指し、今日もどこかで汗を流す。
一生懸命何かに取り組んでいる人や楽しんでいる人など、球磨村で頑張っている人を募集します。(団体も可)自薦・他薦は問いません。応募する場合は、問い合わせください。
問い合わせ:復興推進課 企画調整係
【電話】32-1114
