- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県中津市
- 広報紙名 : 市報なかつ 令和7年12月号
「障害者週間」は、障がいのある人への関心や理解を深めていただくとともに、障がいのある人の社会参加への意欲を高めるための啓発活動を行う週間です。
市民一人ひとりが、障がいのある人についての理解と認識を深め、障がいのある人もない人も互いに支え合いながら暮らせる社会をめざしましょう。
■今年度から新たに始めた事業を紹介します
◇障害者等体験的宿泊事業
一人暮らしをめざす障がい者に一人暮らしの体験をする場を提供する事業です。
◇児童発達支援センター機能強化事業
地域の実情に応じて地域のこどもたちが集まるさまざまな場におけるインクルージョンの推進および母子保健分野などとの連携による「気づき」の段階からの早期の発達支援を推進する事業です。
具体的には、専門的知識を持つ講師による講座や親子サロン、遊びを通したグループワークや行事を通じて発達の状況などに応じた情報提供、相談および助言などを行います。同じ悩みや不安を抱える保護者同士が相談・共有できる場作りと支援体制の強化を図ります。
■すべての障がい者が生き生きと生活する社会へ
市では、「中津市手話言語の普及と障がいの特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例」を制定(平成31年3月)し、「手話が言語であり、点字が文字である」との認識に基づき、手話や点字を含めた障がいの特性に応じたコミュニケーション手段の理解と広がりをもって地域で支え合い、誰もが安心して暮らすことができる共生社会の実現をめざしています。
同じ障がいでも特性は人それぞれで、コミュニケーション手段も異なります。障がいのある人が求めるコミュニケーション手段に対応することも合理的配慮の1つです。
◆コミュニケーション手段の例
▽聴覚障がい
手話、要約筆記、筆談、音声文字変換アプリ、字幕 など
▽視覚障がい
点字、音訳、拡大文字、代読 など
▽知的・精神障がい
平易な表現、写真、絵図、絵文字 など
◆ボランティア養成講座などの開催
手話、点字、要約筆記、音訳ボランティア養成講座を受講希望者数の状況などにより、毎年または数年ごとに開催しています。
また、手話の普及をめざし、「ワンポイント手話」の市報掲載や動画の公開、企業・事業所や地域などに出張して手話研修を行う出前手話講座も行っています。
問合せ:福祉支援課
【電話】62-9802
