- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県竹田市
- 広報紙名 : 広報たけた 2025年11月 NO.248
■そのとき、私たちにもできることがある。
毎年11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。暴力と聞くと、殴る・蹴るといった身体的なものを想像しがちですが、暴力はそれだけではありません。配偶者や恋人など親密な関係にある人からの暴力、いわゆるDV(ドメスティック・バイオレンス)は、言葉による侮辱や無視、経済的な制限、性的な強要など、目に見えにくい形でも深く人を傷つけます。
性暴力も同様に、同意のない性的な行為全般を指し、被害者の心身に深刻な影響を与えます。加害者が知人や恋人である場合も多く、「自分が悪かったのでは」と悩み、声を上げられない人も少なくありません。もし、DVや性暴力に気づいたり、相談を受けたら、あなたの考えや気持ちを押し付けず寄り添って話を聞いてみましょう。そして、専門の相談窓口や支援機関につなぐことが重要です。自分ひとりで抱え込まず、適切なサポートへ導くことが被害者の回復への第一歩になります。
「暴力は決して許さない」という社会をつくるのは、私たち一人ひとりです。

本市では、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなんで、11月12日から25日の間、竹田市歴史文化館・由学館を紫にライトアップするパープル・ライトアップを実施します。パープル・ライトアップには、女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるとともに、被害者に対して、「ひとりで悩まず、まずは相談をしてください」というメッセージが込められています。ぜひご覧ください。
問合せ:人権・部落差別解消推進課
【電話】63-4820
