くらし 【特集】ご存じですか? 災害における「自助」「共助」(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県豊後大野市
- 広報紙名 : 市報ぶんごおおの 2025年6月号
地球温暖化等の影響により、年々豪雨災害が激甚化してきています。
また、今後30年以内に80%程度の確率で南海トラフ巨大地震の発生も予測されています。
自然災害を発生させないようにすることはできません。
災害が発生したときに備え、災害を理解し、被害を予測し、事前に対策をし、被害を軽減する「減災」の取り組みは非常に重要です。
過去の災害経験から、一人一人が自ら取り組む「自助」、そして地域に暮らす人たちが一緒に取り組む「共助」が大規模災害発生時に命を守る結果に結びついていると言われています。
■自助とは…
自助とは「自分の身は自分で守る」という考えのもと、日頃から災害に対する備えをしておくことや、災害時に事前に決めておいた行動をとることです。
「例えば、「自助」には次のようなものがあります!」
◇「自助」の例(1) 非常用持出袋の準備
避難が必要になった場合にすばやく持ち出せるように準備しておきましょう。人によって必要な物は違います。無いと困る物を考えて持ち出す物を決めておきましょう。
タオル
ヘルメット
携帯トイレ
モバイルバッテリー
着替え、下着
カイロ
ラジオ懐中電灯
救急用品(ばんそうこう、消毒液など)
貴重品(現金、保険証など)
マスク
飲料水、食料品
◇「自助」の例(2) 食料や飲料水などの家庭用備蓄
土砂災害などで数日間孤立したり、電気や水道が使用できなくなる場合に備えて家庭で備蓄品を用意しておきましょう。食料や飲料水は家族みんなが最低3日分生活できる程度の量を備蓄しておきましょう。賞味期限の古くなった物から消費していくローリングストックがオススメです。
◇「自助」の例(3) 家具の固定
地震により大きな家具が倒れてケガをしたり、通路を塞いだりしてしまわないように固定しておきましょう。家具の転倒防止グッズはホームセンターやいろんなネットショップなどで購入できます。
・L字金具
・ベルト式
・ポール式
◇「自助」の例(4) 音声お知らせ端末の電池交換
災害発生時、避難情報や避難所の開設などの重要な情報は「音声お知らせ端末」でお知らせします。停電が発生した場合、電池が切れていると音声が流れません。緑の電源ランプが点滅していたら電池切れのサインです。新品の電池に交換しましょう。
◇「自助」の例(5) 豊後大野市防災アプリ「@InfoCanal(アットインフォカナル)」の活用
災害発生時、避難情報や避難所の開設などの重要な情報がリアルタイムでスマートフォンやタブレットに送られてきて文字で確認できます。アプリをダウンロードして情報を入手しましょう。
この他にも避難場所の確認や避難経路の確認、ハザードマップで近所の危険箇所の確認、家族間での連絡方法の確認など、自分と家族の命を守るために、日頃から準備できることを確認し、実践しましょう!