- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県由布市
- 広報紙名 : 市報ゆふ 2025年12月号 vol.243
■令和7年秋の叙勲
○瑞宝中緩章 教育研究功労
島田 達生さん(挾間町)
大分大学名誉教授の島田さんは、50年以上にわたって人体の構造と機能について教育・研究し、解剖学の発展と普及に多大な貢献を果たしました。久留米大学の教授をしていた際に培った電子顕微鏡技術を使って、赤ワインが体に与える影響を解剖学的に調べられました。また、解剖学について知識がない人でも読みやすい書籍、「人体のふしぎ」を出版。更に、大分県出身の心臓学の父である田原淳博士の功績が知られていないことに危機感を持ち、伝記本を作製し普及に努めました。受章に際し、「これまで一生懸命に行ってきた事が評価されて大変うれしい」と語りました。
○瑞宝単光章 消防功労
後藤 勝己さん(挾間町)
元由布市消防団副団長の後藤さんは、昭和45年から48年間にわたり消防業務に尽力し、地域防災の発展に多大な貢献を果たしました。団員の指導育成や消防技術向上に努め、消防施設の整備強化や教養訓練の推進、火災や災害時の迅速な対応など、卓越したリーダーシップを発揮。特に平成28年熊本地震では、地域住民の安全確保に尽力し、被害軽減に寄与しました。後藤さんの献身的な活動は、地域住民や消防関係者からの信望を集め、模範的な消防人として高く評価されています。受章に際し、後藤さんは「周りの支えのおかげ。現役団員は頑張って続けてほしい」と語りました。
○瑞宝単光章 看護業務功労
大亀 かおるさん(挾間町)
大分大学医学部附属病院看護部・元副看護部長の大亀さんは、21歳で同院に入職して以来、病棟、外来、地域連携部門など多岐にわたる部署で看護業務と運営に携わってこられました。長年にわたり現場を支えながら、看護師の教育にも尽力され、副看護部長としては「特定看護師」の教育体制の構築に力を注がれました。大亀さんは、「人と向き合い、その人の人生に関われることに大きなやりがいを感じていました。」と語っています。受賞に際し、「温かく励ましてくださった諸先輩方、同僚、後輩の皆さま、そして家族の支えがあったからこそ続けることができた。何より、患者さんからの学び一つひとつが、看護師として、一人の人間として成長させてくれた。これからも地域医療に貢献し、看護の魅力を後輩へ引き継いでいけるよう努めていきたい」と語りました。
■第45回危険業務従事者叙勲
○瑞宝双光章 警察功労
利満 良治さん(挾間町)
利満さんは、高校卒業から42年間にわたり大分県警に勤め、市民の安全を守り続けました。刑事分野で37年を過ごし、銃を持った犯人とも幾度も対峙するなど、危険な現場で職務を果たしました。息子も「父のようになりたい」と警察官になり、その背中を追っています。警察官を志す人には「真面目に勤め上げ、恐れず負けずに強く生き、防波堤のように守る存在になってほしい」と語りました。退職前から今までの20年間で何度も大病を患いながらも職務を全うした利満さんは受章に際し、「光栄で、生きていてよかった。家族の支えがあったから長年勤められ、その努力が認められて嬉しい」と感謝を述べました。
○瑞宝単光章 防衛功労
小野 次夫さん(湯布院町)
元陸上自衛隊准陸尉の小野さんは、昭和47年から36年間にわたり、国防のため、主に測量班に属し、安全で正確な射撃訓練の実施に貢献してきました。日ごろの訓練の成果を競う測量競技大会では個人の部で優勝、団体の部で2連覇を果たし、優秀隊員に2回選出されました。また、災害時などの要請にも対応し、竹田市で風水害発災時の人員捜索にも携わりました。受章に際し、小野さんは「感謝の気持ちでいっぱい。周りの支えのおかげでここまで続けることができた。現職は大変なことも多いだろうけど、頑張ってほしい」と語りました。
