くらし 【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

あけましておめでとうございます。皆さまと共に由布市農業の発展のため頑張ります。本年もよろしくお願いいたします。
過酷な1年を過ごした土を冬の間にしっかりと回復させましょう。地力は野菜つくりにとって最も重要な要素です。連作や異常気象などにより地力は低下する一方です。地力が低下すると、野菜は軟弱で根の発育も悪くさらに、病原菌や害虫の増加を助長します。どんなに肥料や水をやっても野菜がうまく育ちません。地力回復の第一歩、堆肥をしっかりと投入しましょう。皆さんが投入している堆肥量は少ないです。1畝(約10m×10m)に200kgは必要です。堆肥として牛馬糞か腐葉土を投入しましょう。そして、しっかりと深く耕しましょう。

●水稲
一昨年に続き昨年も市内各地で紋枯れ病が多くみられました。紋枯れ病の菌は切り刻んだワラや残った株に付着し越冬し翌年また発生します。残さをしっかり腐らせるためケイカルや石灰窒素をまいて耕起しましょう。また、ヒエなど雑草が多く種が落ちた圃場も同様にするとよいでしょう。

●タマネギ
極早生種は2回目、中生、晩生種は1回目の追肥を行います。いずれも1株当たり小さじ1杯程度とします。追肥をしたら水をしっかりやります。これとは別に雨が少なく土が乾燥する場合は適時水を与えましょう。葉の背丈でなく葉の枚数が多いものほど球が太ります。

●ダイコン
早朝の収穫は凍結している場合があるので避けましょう。ダイコンは収穫時期を間違うとス入りになるので遅れないように注意しましょう。ダイコンの中心部が黒く変色する場合があります。これはホウ素欠乏症と言い、微量要素のホウ素が欠乏すると発生します。ホウ素入りの肥料を使うなどしましょう。

●ニンニク
最後の土寄せが終わっていない場合は早めに行いましょう。球の位置が浅く寒に当たると玉太りに影響します。どうしても生育が悪い場合は少量の追肥をしても構いません。ただし、今月以降の追肥は春先の腐れを誘発しますので厳禁です。

●果樹の剪定
昨年は柿が豊作の表年でした。ここまで実が付くと今年は極端に少なくなる可能があります。剪定をしっかり行い軽減しましょう。落葉果樹は冬場の葉が落ちた状態で剪定しましょう。柑橘類は3月頃に剪定を行います。ノコギリで切った大きな切り口には病原菌が侵入しないように市販されている切り口保護剤を塗布しましょう。
果樹類の越冬害虫の防除も同時に行いましょう。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293