- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県由布市
- 広報紙名 : 市報ゆふ 2025年5月号 vol.236
春夏野菜の定植後の管理、最初の追肥を行うタイミング。
●ナス
残す脇芽、除去する脇芽を見極めましょう。1番花から数えてすぐ下の1番目2番目の脇芽を残し主枝3本仕立てにします。それより下の脇芽は除去します。
最初の追肥は1番果の収穫が始まったら行い、その後は半月に1回を収穫が終わるまで行います。
●トマト
定植後は水のみ乾いたら与えましょう。過剰な水やりは樹勢を維持できません。最初の追肥は大玉果なら1段目の果房の大きさがピンポン玉くらい、中、小玉果は1番果が肥大し始めた頃に行います。早すぎは花や実が落ちるので厳禁です。樹勢が弱い場合は固形肥料でなく液肥で回復しましょう。脇芽は摘み取り1本仕立てにします。ミニトマトは2〜3本仕立てでも構いません。
●キュウリ
水を好みますが過湿は嫌います。湿気が多いと病気が発生するのでやや高畝にします。水やりで株元が窪んで根が露出しても土で隠さないでください。日に当たった根ほど丈夫になります。追肥は最初の実の収穫が始まってから行います。その後は半月に1回とします。肥料と水が不足すると奇形果が増えます。
●ピーマン
定植後は1週間毎日水をしっかり与え根を活着させないとその後の生育に大きく影響します。1番花が付くと枝が分岐します。それより下の脇芽は全て除去します。日当たりが開花結実に重要ですから、枝は上に伸ばすより横に広げるようにしましょう。追肥は最初の収穫が開始したら行い、その後は半月に1回とします。
●スイカ
高温を好むため定植適期は今月末頃の十分に気温が高くなってからにしましょう。定植前には十分かん水しておきます。本葉5〜6枚残して芯止めし、4〜5本の子ツルを出します。追肥は着果を確認できたら行います。追肥の施す場所は株元ではなくツルの先端付近に株を囲むように周囲に施します。ツルの先端が少し浮く程度がよく、急激に先端が上がった状態は肥料過多でメス花が減り、着果性も悪くなります。
●ジャガイモ
茎葉が旺盛になる頃です。土寄せと追肥を同時に行います。花を摘んでもイモは太りません。
問合せ:農政課
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