- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県九重町
- 広報紙名 : 広報ここのえ 令和7年5月号
九重町地域おこし協力隊として南山田地区を中心に活動してきた小笠原有佳子(おがさわらゆかこ)さんが約4年間の任期を終え3月末に退任されました。協力隊として最後の1年となった2024年度の主な活動を紹介します。
◆小笠原隊員の2024年度 主な活動
その他1年間を通した活動…起業準備、給食ボランティア、ふれあい地域食堂、畑作業
・商工会女性部の総会にて講演会。世界の元気な高齢者を紹介。
・協力隊全国サミット。協力隊や移住に興味のある方々と交流。高齢者の作品の販売も行う。
・関係人口事業のメンター役で約半年かけてプログラムを作り上げた。
・緑陽中学校にて朝食支援を行う。部活動の生徒らに手作りの味を提供。
・BASAREの制作。九重の未来に向けての特集が詰まった1冊が完成。
・ニィイチマルシェでのAKBB出店。ばぁばの椎茸カレー完売!
・坐来大分にてプレス向けに移住者の暮らしを発表。ソトコト編集部の方と出会い、ペンクラブへ参加。
・町政施行70周年のシンポジウムにて登壇。町の魅力や関係人口の取り組みについて発表。
・げんき祭り開催。お天気にも恵まれ多くの来場者で賑わい、地域の支え合いの力を感じた。
・景観シンポジウムにて登壇。移住者目線での九重の魅力について発表。
・ふるさと祭りに今年度も「ここのえ~もの市」ブースが出店。新しい出店者も加わり2日間賑わった。
・中津市から講師を招き南インドカレーを学ぶお料理教室を開催。満員御礼。
・「オガフェス」開催。出店38店舗。関係人口チームや関係者のご協力のおかげで内容が充実し、多くの来場者で賑わった。
◆協力隊活動を振り返って
2021年6月に着任以来、南山田地区を中心に約4年間活動してきましたが、地区を越えて多くの方々との出会いがありました。皆様のご支援のおかげで活動を継続できたことに、この場を借りて心から感謝申し上げます。これまで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
今年度の主な活動は、景観シンポジウムや町制70周年シンポジウムでの登壇、東京でのプレス向け発表、協力隊全国サミットへの参加など、移住者の視点から私が誇りに思う九重町の魅力を伝える機会が多くありました。
また、大分県の関係人口創出事業「ゆわえば大分」では、九重町と外部をつなぐ架け橋となるべく活動し、その中で出会った方々が3月に開催した卒業イベント「オガフェス」で多大なサポートをしてくださいました。今後も九重町と継続的に関わっていただけるよう、会議を重ねながら関係を深めていきたいと考えています。
起業に向けては、国内外からのお客様に九重町を訪れていただけるよう、より具体的な一歩を踏み出すための基盤づくりに注力しました。特にインバウンドに力を入れ、海外でのセールス活動やモニターツアーの実施、視察対応などに取り組んできました。着任からの限られた時間での活動ではありましたが、この期間に得た経験は私にとって大きな学びとなり、何よりも人との出会いが貴重な財産となりました。今後は九重町のファンとして、また一町民として、まちづくりに携わりながら地域の方々との交流を続けていきたいと思います。