くらし 令和7年度 予算

新たに策定した「第3次日向市総合計画・前期基本計画」と「第3期日向市総合戦略」に掲げる施策を推進する令和7年度の市の予算の概要と主な事業を紹介します。

◆予算の総額は、およそ、544億9000万円
市の予算は、一般会計、特別会計、企業会計の3つの会計に分かれています。
令和7年度当初の一般会計の予算額は、350億6000万円で、義務的経費や継続事業を中心に骨格予算として編成した前年度当初予算額と比べると41億4000万円の増額(13・4%)となりました。
一般会計の予算額に特別会計と企業会計の予算を合わせると、およそ544億9000万円になります。


・企業会計
民間企業と同じように事業を行い、収益をあげて運営している事業の会計
水道事業や下水道事業など

・特別会計
特定の目的のための会計で、国民健康保険税などの特定の収入があり、一般会計から切り離して収入、支出を経理する会計

・一般会計
行政サービスの基本となる福祉・教育や、道路・公園の整備などを行う会計

◆入ってくるお金 歳入

「市税や国庫支出金が増加」

市税は82億6829万円となっており、市民税や固定資産税が増加する見込みなどにより、前年度比2.5%の増となっています。国庫支出金については、68億5930万円で、制度改正に伴う児童手当給付事業などのソフト事業のほか、保育所等整備事業や日向市総合体育館整備事業などのハード事業の増加により、前年度比24.5%の増となっています。また、ハード事業の増加にあわせて、市債も25億9360万円と、69.9%の増となっています。

◆出ていくお金 歳出
・目的別

・性質別

目的別の歳出予算では、児童福祉費が増加している民生費が134億350万円と最も多く、次いで、総務費、教育費となっています。
前年度と比較すると、消防救急デジタル無線の更新や日向市総合体育館整備事業などの影響で、消防費や教育費が増加しています。
性質別の主な構成として、社会福祉市税や国庫支出金が増加費や児童福祉費が増加している扶助費が89億923万円と最も多く、次に委託料や備品購入費などの物件費58億5891万円と続きます。
前年度と比較すると、学校ICT環境整備事業やプロモーション推進事業などによる物件費、消防デジタル無線の更新や日向市総合体育館整備事業などによる普通建設事業費が増加しています。

◆借りているお金 市債

市債は、道路や学校の建設、土地区画整理事業など、多額の費用がかかる建設事業の財政負担を平準化すること、また長く使う公共施設について世代間の負担を公平にすることを目的に借り入れています。令和5年度末の市債残高は、一般会計が289億5971万円、すべての会計を合わせると411億5451万円で令和4年度末と比較しておよそ18億1840万円減少しました。市民一人あたり(令和7年4月1日現在=56360人)にするとおよそ73万円の残高になります。
市債には、過疎債など、その目的によっては返済額の一部が地方交付税の計算に算入される有利なものがあります。今後も、将来の財政運営に及ぼす影響を考えながら、計画的な借り入れを行っていきます。

●財政用語
市税:市民税、固定資産税、軽自動車税など
地方交付税:どの地域でも一定の行政サービスが受けられるよう国が交付するお金
国・県支出金:特定の事業に対して、国・県から使いみちを指定して交付されるお金
市債:長い間利用される公共施設の整備などに借りるお金
人件費:職員や特別職の給与、議員・委員の報酬など
扶助費:生活困窮者や障がい者、育児や介護などへの援助費用
公債費:過去に借りた市債を返済するための費用
普通建設事業費:道路や学校、公園などの建設・整備費用
物件費:光熱水費や消耗品費、業務委託料、賃借料など
補助費等:各事業や団体への補助金、負担金など
繰出金:国保や介護、診療所、上下水道などに支出する費用

問い合わせ:財政課財政係
【電話】66・1012