健康 9 月はがん征圧月間です。自分のために受けよう子宮頸がん検診!

■がんは身近な病気
日本人の2人に1人が一生のうちに一度はがんになると推計されています。
がんは日本人の死亡原因の第1位で、2023年には382,504人の方が、がんで亡くなられています。がんによる死亡を極力減らすためには、早期発見・早期治療が重要です。
がん検診は、死亡率を下げるのに非常に有効だと考えられています。

全国がん罹患数の順位(2020年)

資料:国立がん研究センターがん情報サービス

■『子宮頸がん』について
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんのことで、女性なら誰でもかかる可能性のある病気です。20~30歳代の若い女性に乳がんに次いで多く、近年、39歳以下の日本人女性で子宮頸がんの発病や死亡が増えています。本県の子宮がん(子宮頸がんを含む)年齢調整死亡率は全国でワースト2位です(2023年時点)。しかしながら、子宮頸がんは、早期発見し、早めに適切な治療を受ければ、比較的良好な経過が期待できます。妊娠や出産も可能です。

■宮崎県の子宮頸がんの現状
子宮頸がん年齢調整罹患率※年次推移(上皮内がんを除く)
※年齢調整罹患率…年齢構成の違いによる影響を排除して、ある集団の罹患状況を比較するために用いられる指標

出典:がんネットみやざき 宮崎県のがんの統計

■がん情報・サポートサイト
◇宮崎県のがん情報サポートサイト「がんネットみやざき」
がん検診、治療、相談・支援など、宮崎県のがんに関する情報が掲載。

◇厚生労働省「がん予防」サイト
がん全般の予防には禁煙、節度ある飲酒、バランスの良い食事、適度な運動、適正体重の維持、感染予防が有効であることがわかっています。

■子宮頸がんは、ワクチンと検診で予防が期待できます!~ワクチン接種と検診のご案内~
◇子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について
子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)には、防ぐことのできるHPVの種類によって、2価ワクチン、4価ワクチン、9価ワクチンの3種類があります。
2価ワクチン及び4価ワクチンは、子宮頸がんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
9価ワクチンはHPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。また、HPVワクチンで、子宮頸がんになる前の「前がん病変」が減るとともに、子宮頸がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。

◇子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の対象者について
定期接種対象者:小学校6年生~高校1年相当の女子
キャッチアップ接種の経過措置対象者:
(1)および(2)の両方に該当する方
(1)令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間の期間中に少なくともHPVワクチンを1回以上接種した方
(2)平成9年4月2日から平成21年4月1日までの間に生まれた女子
※経過措置は、令和8年3月末までです。

HPVワクチンに関するお問い合わせ:こども家庭課 子育て支援係 【電話】35-3666

◇本市の子宮頸がん検診について
対象者:20歳以上の女性(年度年齢)
料金:1,000円 市国保の方600円
※自己負担金が免除される場合があります。
検診内容:子宮頸部の細胞診
申し込み先:(集団検診)健康ほけん課 健康推進係 【電話】43-1146
その他、市のがん検診に関する情報は、4月に送付しています「令和7年度がん検診受診券(ピンク色のはがき)」をご覧ください。

■がん検診の予約がもっと簡単、もっと便利に!がん検診web予約(スマート申請)が始まりました!
令和7年度から一部のがん検診が、スマートフォンやパソコンを使ってweb予約にて申し込めるようになりました。
〔web予約(スマート申請)ができるがん検診一覧〕
(1)胃がん検診※バリウムによるエックス線検査 ※対象者:胃がん検診のみを希望する方
(2)肺がん検診※ヘリカルCT ※対象者:肺がん検診のみを希望する方
(3)子宮頸がん検診
(4)乳がん検診
※(1)、(2)、(3)は、検診車での集団検診です。

がん検診に関するお問い合わせ:健康ほけん課 健康推進係 【電話】43-1146