- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県五ヶ瀬町
- 広報紙名 : 広報五ヶ瀬 2025年7月号 No.702
■『災害備蓄食品』できることからはじめましょう
大きな災害が発生した時のために家庭内に備蓄しておくべき食品はどんなものなのか、「非日常」ではなく「日常の一部」として考え、取り入れることが大切です。日常的に消費しながら災害時にも活用できる食品を備えておきましょう。
■備蓄食品選びのポイント
▽栄養不足を補う食品を選ぶ
災害時の食事は、おにぎりやパン、麺類など炭水化物を多く含む食品が中心となり、長期化するとたんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維等の不足が心配されます。偏った食事は、貧血や便秘、口内炎などの体調不良の原因にもなります。
■おすすめの食品
▽缶詰
肉、魚やフルーツなど種類が豊富で保存期間も長いため、不足しがちなたんぱく質やビタミンなどの栄養を補うことができます。
▽フリーズドライ
加工過程で熱の影響を受けないため、ビタミンなどの熱に弱い栄養も失われにくく、風味や食感も復元されやすい食品です。スープ類なら食欲がない時でもサラッと食べられます。
▽乾燥野菜、野菜・果物ジュース
乾燥野菜や瓶詰の野菜、野菜・果物ジュースをストックして野菜不足を防ぎましょう。野菜ジュースは、非常食のアルファ化米を戻すのに使用することもできます。
▽レトルト食品
たんぱく質を多く含み、主に食事のメインとなる食品です。調理不要で温めずにそのまま食べられる商品もあります。
■家庭に合わせた備蓄品
・乳幼児
必要に応じて粉ミルクや液体ミルク、ベビーフードなど
・食べる機能が弱くなった人
おかゆ、とろみ調整食品など
・疾患のある人
低たんぱく、低カリウムの食品など
・食物アレルギーのある人
原因食物(アレルゲン)が含まれていない食品、他者と見分けがつきやすい食具など
■災害時に役立つ必需品
・カセットコンロや耐熱性ポリ袋があれば、電気やガスが止まったときでも食材を調理し温かい料理を食べることが可能になります。
・ラップは皿の上に敷いて洗い物がでないようにする、食品を包んで直接手に触れずに衛生的に食べられるようにするなど、多様な使い方ができます。
備蓄食品は、食品名や賞味期限が見えるように収納し、定期的に確認・使用・補充しましょう。
参考:農林水産省 災害時に備えた食品ストックガイド
問合せ:町民課
【電話】0982-82-1704