- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県西之表市
- 広報紙名 : 広報にしのおもて 市政の窓 2025年6月号
南海トラフ地震は概ね100から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震で、前回の発生からすでに約80年が経過し、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高い状態です。
南海トラフ沿いで大きな地震などが発生すると、南海トラフ地震の発生可能性が平時より高まると考えられます。このため、南海トラフ地震の想定震源域周辺でマグニチュード7.0以上の地震が発生した場合などには、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報」が発表されます。
この情報が発表されても南海トラフ地震が必ず発生するとは限りませんが、突発的な地震に日頃からしっかり備えるとともに、情報が発表されたら、「日頃からの地震への備えの再確認」に加え、すぐに避難できる態勢の維持などの「特別な備え」をお願いします。地震発生後では津波からの避難が間に合わない可能性のある方々は、自治体からの指示に基づき1週間の事前避難が必要となることもあります。(内閣府・気象庁)
■南海トラフ地震臨時情報
◇発表条件
・南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
・観測された異常な現象の調査結果を発表する場合
◆キーワード
◇調査中
・観測された異常な現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
◇巨大地震警戒
・南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界においてM8.0以上の地震が発生したと評価した場合
◇巨大地震注意
・南海トラフ地震の想定震源域内のプレート境界においてM7.0以上、M8.0未満の地震が発生したと評価した場合
・想定震源域のプレート境界以外や、想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲でM7.0以上の地震が発生したと評価した場合
・ひずみ計等で有意な変化として捉えられる、短い期間にプレート境界の固着状態が明らかに変化しているような通常とは異なるゆっくりすベリが観測された場合
◇調査終了
・巨大地震警戒、巨大地震注意のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合
(※)通常とは異なるゆっくリすべりが観測された場合は、すベリの変化が収まってから変化していた期間と概ね同程度の期間が経過したときまで
詳細は、内閣府のホームページでご確認ください。
【URL】https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index.html