くらし まちの話題

■夢に向かい進む姿を子どもたちに
○はまゆう保育所・佐多児童クラブ
8月7日、はまゆう保育所と佐多児童クラブで、今年秋に開催される『東京2025デフリンピック』のデフサッカー男子日本代表の中尾悠人選手によるサッカー教室が開催されました。
音のないサッカーといわれるデフサッカーは聴覚障がい者のサッカーで、アイコンタクトや手話でコミュニケーションを取ります。事前に手話を学んで参加した子どもたちに、中尾選手は手話を使ったサッカーのトレーニングを教えるなど、子どもたちはサッカーを楽しんでいました。教室を通じて、夢を持ってがんばる姿を子どもたちに伝えられました。

■絆をつないで30周年
○東京農業大学 鹿児島合宿30周年
平成8年から始まった東京農業大学アジア・アフリカ研究会の鹿児島合宿が第30回を迎え、これまでに延べ394人の大学生が南大隅町を訪れ、交流を深めてきました。
8月10日、役場大会議室で、NPO法人風と土の学び舎(代表:梅木涼子さん)が、南大隅町合宿30周年記念式典を開催されました。
式典には、現役の大学生や卒業生、受け入れ農家が出席し、式典の最後は全員で輪になって大根おどりを踊るなど、終始和やかな雰囲気の中で、笑顔あふれる式典となりました。

■絵本作家サトシンさんがやってきた!
○講演会「絵本よみまショー」
絵本作家サトシンさんの講演会「絵本よみまショー」(主催:株式会社ディ・シィ・ティ)が8月14日、役場大会議室で開かれ、親子連れなど約80人が絵本を楽しみました。
「日本むかしばなし」を様々なジャンルの音楽に合わせて歌ったり、著書の絵本の読み聞かせでも歌ったり、お客さんと掛け合いで読み合ったりとまさに絵本ライブ。手のひらに本があるという空想からお話を作る「おてて絵本」にも挑戦しました。サトシンさんは「絵本は想像力を豊かにする。人と違ってもいいんだよ。自分を好きになれたら人にも優しくできる」と呼び掛けました。

■伝統をつないで
○大浜地区伝統行事 ゴレッソウ
8月14日、15日、大浜海岸で「ゴレッソウ」が行われました。七夕飾りに使った竹の先端にたいまつを取り付け、その竹を砂浜に立てて燃やす町の無形文化財に指定されている盆の伝統行事です。
7月には昨年度に引き続き『ゴレッソウ伝承会』がたいまつ作りのワークショップを開催し、当日は鹿児島大学の学生なども地域の方々に加わり、自分で作ったたいまつに火を灯していました。

■次代を担うリーダーに
○南大隅町チャレンジスクールin高千穂
南大隅町チャレンジスクールは、小・中学生による宿泊生活や自然体験活動等を通し、心豊かでたくましい青少年の育成と次代を担うリーダー育成を目的として、これまで県内外各地で実施してきました。
今年度は、8月17日から20日にかけて高千穂の峰登山、乗馬体験、マウンテンバイク体験など様々なことにチャレンジしました。さらに、旧日吉町(日置市)との姉妹都市青少年交流会も同時開催し、日置市、南大隅町の歴史に触れ、学習することができました。
参加者18人は7月に事前研修を受け、3泊4日の本番に挑みました。学校や学年が違う参加者たちでしたが、様々な体験活動を通じて、次第に打ち解け、互いに協力して助け合うことで、仲間の大切さや力を合わせて最後までやり遂げることへの達成感を味わうことができました。
南大隅町チャレンジスクールに参加した子どもたちが、学びの成果を、これからの生活に活かし、町を担うリーダーとして活躍してくれることを期待します。

■南大隅町秋季畜産共進会 開催
南大隅町秋季畜産共進会が、佐多地区は8月22日佐多家畜審査場、根占地区は26日花之木畜産集合施設において開催されました。今回の共進会には、佐多地区18頭・根占地区23頭の出品となりました。
共進会は、育成技術の向上と優良雌牛の発掘を目的に開催されるもので、今回も多くの優良牛が出品され、審査の結果、次のとおり三賞が決定しました。畜産農家の皆様のさらなる活躍が期待されます。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■健康な長寿に向けて
○町シルバー人材センター 健康管理講座
8月20日、町シルバー人材センターが、会員に向け健康管理講座を開催されました。
この講座は、会員の皆さんが健康で自立して暮らしていけるきっかけとなるように企画されています。役場職員が講師を務め、屋外作業に従事されることの多い会員の方々に向け、日常生活で気をつける暑さ対策や管理栄養士による栄養講座、さらに地域おこし協力隊による体操教室等が行われました。会員の皆さんは熱心に聞き入っていました。

■大浜海岸でウミガメ放流
○ボランティア団体「渚を守る会」
8月から9月にかけて、大浜海岸ではふ化したウミガメの放流が行われました。
放流会には、町内外から多くの参加者が集まり、ウミガメの赤ちゃんの旅立ちを見守りました。
渚を守る会は、ウミガメ放流などを通じて自然環境保護に取り組んでいます。
ウミガメの訪れるキレイな海を今後も守りましょう。

■夏の風物詩 ヒマワリ満開
○早馬集落営農組合
夏の風物詩ヒマワリが、満開になっていました。
根占横別府柿迫自治会の入口にある棚田に、早馬集落営農組合の皆さんがヒマワリを植栽されました。満開を迎えたヒマワリが、通る人たちの目を楽しませていました。
太陽に向かい花を咲かせる姿に、元気をもらいました。