くらし 南大隅町総合防災訓練

8月31日、役場本庁駐車場、根占運動場において、総合防災訓練を実施しました。
大雨・洪水・崖崩れ等の大規模災害に備え、防災関係機関との連携強化、住民の防災意識向上を図るため、南大隅町消防団と大隅肝属地区消防組合南部消防署、役場が訓練に参加しました。
鹿児島県南部で線状降水帯が発生、総雨量800mmに達するという状況を想定し、雄川の氾濫による家屋浸水や孤立、土石流による家屋埋没、逃げ遅れ者の発生といった甚大な被害に対応する総合的な訓練を行いました。
訓練項目は多岐にわたり、災害発生時の情報収集や迅速な応急対応を行う「現地災害対策本部対応訓練」、住民への避難を呼びかける「警戒広報活動訓練」、ドローンなどを活用した「被害状況偵察訓練」、住民を安全な場所に誘導し、避難所を開設する「避難誘導・避難所開設訓練」、そして、土砂災害により逃げ遅れた住民を救助・救出する「救助・救出訓練」などが実施されました。
さらに、土砂崩れなどで閉塞した道路を啓開し、救助活動のルートを確保する「道路啓開訓練」や、二次災害を防止するための「火災防ぎょ訓練」も行われました。
今回の訓練を通じて、防災関係機関の連携がより一層強化され、災害発生時における迅速かつ適切な対応体制の確立が確認されました。
町では、今後も継続して防災訓練を実施し、災害に強いまちづくりを推進していきます。