- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県沖縄市
- 広報紙名 : 広報おきなわ 2026年2月号
■悪いモノから集落を守る「シマカンカー」
シマカンカー、シマクサラシと呼ばれる行事は、現在の沖縄市では与儀のみに伝えられています。
シマカンカーは旧暦の11月1日に行われます。与儀集落の出入り口にヒジャイナーと呼ばれる特製の綱を張り、拝みを行い、集落に結界を作ります。
この結界は、与儀集落に悪いモノが入って来ないまじないとなっています。
綱を張る意味を地域の方々に聞いてみたところ、「泥棒が入って来ないように」「人の健康を守るため」「ブタが病気にならないように」と、集落の外からの悪いモノを防ぐまじないとなっていることがわかります。
綱はそのまま下げておき、腐り落ちるままにしておきます。翌年のシマカンカーまで取り換えることはありません。
沖縄戦前は、シマカンカーの日、ブタを1頭つぶして集落の人で分け合って食べていたそうです。近所の人はお椀を持って行って、豚肉をもらう風景が見られました。
(学芸員 川副 裕一郎)
問合せ:文化財課
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