くらし 「水道事業」について

水道事業は、「地方公営企業」として、経営に必要な経費は、お客さまからの水道料金でまかなう「独立採算制の原則」に基づいて経営しています。
また、経費に充てる水道料金は、水道を使った人が、使った水の量に応じた利用料金を負担するという「受益者負担の原則」に基づいて、お客様から水道料金を徴収しています。

◇沖縄県企業局の水道事業について
沖縄県企業局は、浄水場できれいにした水を市町村に提供し、その収益で水道事業を行っています。近年では、浄水場や管路などの多くの施設は老朽化が進行し、施設の維持管理費や更新・耐震化などの建建設改良費の増加に加え、電気料金の高騰なども相まって、経営状況の急激な悪化が見込まれ、現状のままでは安定的な水の供給に支障をきたす恐れがあるとしています。
これまで経営の合理化、経費削減などに取り組みながら、平成5年度の料金改定以降、約30年にわたって料金改定をせずに安全な水の供給に努めてきましたが、事業環境の変化に対応し、水道水の安定供給を継続していくために、水道料金の単価を令和6年10月、令和8年4月に段階的に改定することとしており、最終的に約33%の改定(値上げ)を予定しています。

◇北谷町の水道事業について
北谷町は、きれいな水を作る施設「浄水場」を所有していないため、沖縄県企業局が北谷浄水場できれいにした水を購入してします。
町の水道事業において水の購入費は、支出の大部分を占めており、県企業局の水道料金値上げに伴う費用負担は増加しています。また、今後、対応年数を超えた施設が増え老朽化対策や耐震化に伴う建設改良費も増えていく見込みであることから、現在の水道料金で経営を継続した場合、令和14年度以降、資金不足(赤字)になる見込みとなっています。
みなさんに水を安定的に供給していくために、また、健全で安定した経営を継続して行うためには、本町においても水道料金の改定が必要となっています。

お問い合わせ:上下水道課
【電話】936-3923