くらし 誰ひとり取り残さない防災を目指して~男女共同参画の視点から~

■講演会・パネル展を開催しました
8月15日(金)、稲垣暁氏を講師に迎え、「男女共同参画の視点から考える防災」講演会とパネル展を開催しました。震災の教訓をもとに、”誰ひとり取り残さない防災”の重要性について学ぶ機会となりました。パネル展では、防災の基礎知識や町の備蓄品が紹介され、日頃の備えを見直す貴重なきっかけとなりました。

◇行政が取り組むべきこと
・避難所運営に女性・要配慮者視点を
・防災訓練を現実的な内容に
・防災組織に女性参画を促進
・食糧や水の確保

◇家庭・地域でできること
・キャンプ等で協力と配慮を学ぶ
(性別・年齢問わず役割を分担しつつ、トイレ環境など女性への配慮を)
・水・トイレ・食料の備蓄を確認
・女性や子ども、高齢者への配慮

◇講師の言葉
講師:稲垣暁氏
「防災とは、年齢や性別にかかわらず“共に生き抜く力”を身につけること。その基盤が“男女共同参画”である。」

◎講演やパネル展で紹介された内容は、私たち一人ひとりの備えにつながります。日頃の防災対策にぜひ取り入れていきましょう。

■災害時の家庭の備え大丈夫ですか?
◇家庭で備蓄しておくと良いもの
《最低でも3日分、できれば1週間分備蓄しておきましょう。》
※大規模災害発生時には1週間分の備蓄が望ましいとされています。
・飲料水 1人1日3リットル(目安)
・非常食 1人1日3食分・
パックごはん、缶詰、レトルト食品など
・生活用品
携帯トイレ・簡易トイレトイレットペーパー、ティッシュペーパーマッチ・ろうそく・カセットコンロ、缶切りなど
※赤ちゃん用ミルクやアレルギーに配慮したものなどほかに必要なものがないか確認し、日頃から備えておきましょう。

◇ローリングストック~ムダにしない備蓄術~
いざという時のために備えたが、「いざという時に使用できない」を避けるため、普段からなじみのある食材、加工品を少し多めに買っておき、日常生活で消費しながら、使った分だけ新しく買い足していく備蓄術「ローリングストック」を取り入れていきましょう。

《ローリングストック》
・備える

・消費する

・買い足す

◇生活用水も備蓄を
断水したときは、飲料水だけでなく、トイレや洗濯などに使用する生活用水も多く必要になります。飲料水とは別に蓋のしまるポリタンクに用意したり、お風呂の残り湯を捨てずにくみ置きしておくなど、生活用水の確保もお願いします。

問合せ:
・総務課
【電話】889-4415
・企画財政課
【電話】889-0187