- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県南風原町
- 広報紙名 : 広報はえばる 令和7年11月号
沖縄戦の記憶と教訓を風化させず、命の大切さ、平和の尊さを、未来を担う次の世代に伝える機会として町民平和の日(10月12日)に合わせ、「町民平和の日イベント」を開催しました。
■南風原町慰霊祭
式典にはご遺族をはじめ、多くの関係者の皆さまが参列し、尊い命を失われた方々に哀悼の意を表しました。また、平和の象徴であるオリーブの木の記念植樹を行い、次の世代に戦争の悲惨さと平和の尊さを伝え続けていく決意を新たにしました。
■パネル展
町民平和メッセージ、平和や原爆に関するパネルの展示が行われました。町民平和メッセージでは、町内外の方から多くのメッセージが寄せられ、500羽を超えるハトが平和への想いをのせ、青空に羽ばたきました。
■戦跡ツアー
多くの方が参加し町内の戦跡を巡り、平和について考えました。
■平和劇
株式会社ナラティブの永田さんによる講演のあと、平和劇が行われました。臨場感と迫力のある演技により、命の大切さ、平和の尊さを訴えました。
■平和学習交流事業
第31回南風原町子ども平和学習交流事業は、町内4小学校の6年生8人が参加し、「戦争・平和・差別・人権」をテーマに6月から学習をスタートさせ、8月には京都府、広島県で県外研修を行いました。
学習発表会では、この半年間学んできたことについて、感じたことや考えたことを自分の言葉で発表しました。その一部を抜粋してご紹介します。
在日韓国・朝鮮人だったりハンセン病になったというだけで、差別され他の人と同じように暮らせなくなるのはおかしいしよくないと思いました。この学習を通して、自分にとっての平和のイメージが少し変わりました。最初は、戦争をしないことだけが平和だと考えていたけれど、ウトロ(在日韓国・朝鮮人集落)のことやホロコーストの学習を通して少し考え方が変わって、差別されなかったり、安心して暮らせたりすることが平和だと思います。(翔南小 屋良朝希さん)
◯来場者の感想
・(平和学習発表会を聞いて、陸軍病院壕の中では、)ごはんは、ピンポン球よりちいさいおにぎりを食べていたとわかった(9歳以下)
・とてもおそろしい戦争、本当に起こしてはいけないと、強く思いました。(60代以上)
■沖縄県 平和シンポジウム
南星中 平和実行委員会と南風原文化センターの学芸員が、委員会と文化センターの連携した取り組みを報告しました。
■トークライブ
平和だから歌える!笑える!仲座健太さんと大久保謙さんのトークで、会場は大いに盛り上がりました。
問合せ:総務課
【電話】889-4415
