■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~こころのケア対策について~
市では、9月に「気づいてあげてこころとからだのSOS」をテーマに、こころの健康について普及啓発を行っています。
◇半分以上の人がうつのリスクあり
令和5年度に市で実施したアンケート調査結果では、「うつのリスクがある」と判定された人が55.4%となり、5年前に実施した調査よりも高くなっています。
また、男性は年齢層が上がるにつれてうつリスクがある人の割合が増加します。一方で、女性は20~34歳で最も高い割合となっており、若い世代からのこころのケア対策が必要です。
◇こころとからだのSOSに気づいていますか?
職場や家庭、人間関係など、私たちはさまざまなストレスとともに生活しています。適度なストレスは活動の原動力にもなりますが、過度に積み重なると、うつなどの精神疾患の原因となります。そうなる前に、こころとからだのSOSサインに気づき、対処することが大切です。
[こころのSOSサイン]
・不安、イライラ感
・やる気がでない
・集中力の低下
・興味、関心の低下
・理由もなく悲しくなるなど
[からだのSOSサイン]
・食欲の低下
・頭痛、めまい
・下痢、便秘
・疲労感、倦怠感
・不眠、過眠 など
◇ストレスをコントロールしましょう
(1)生活習慣を整える
日々の生活の中で、ストレスをなくすことはできないため、上手に付き合うことが大切です。
その基本となるのは、健康的な生活習慣です。バランスのとれた食事、適度な運動、十分な質の良い睡眠を心がけましょう。
(2)考え方を少し変えてみる
こころに余裕がなくなってくると、「○○しなくてはダメだ」と決めつけてしまいがちです。そんなときは、「ここまでできた自分はえらい」、「よく頑張った」とまずは自分で自分を褒めてあげましょう。自分を褒めることで、また前へ進むエネルギーもわいてくるかもしれません。
◇今、悩みを抱えている人へ
こころとからだのSOSに気づいているにも関わらず、誰にも言えず、1人で悩みを抱え込んでいませんか?
あなたの周りにも、あなたの支えになりたいと思っている人がいます。もし、身近に頼れる人がいないときは、本紙7ページの相談窓口を利用してください。
お問い合わせ:福祉保健課
【電話】23-3871
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