東員町のシンボル的な公園といえば中部公園ですが、町内には中部公園を含めて50の公園があります。ウォーキングや犬の散歩などで利用する大きなものから、子ども達が気軽に遊べる小さなものまで、さまざまです。
■公園には色々な役割があります。
公園の役割は、みなさんが遊んだり、散歩したり、休んだり、誰でも利用できる憩いの場所としての役割。地域の人がお祭りやイベントなどでふれあい、つながる場所としての役割。また、多くの生き物が生息するための環境を保つ役割などたくさんあります。
公園で見かけるため池には、農業用水の確保や洪水調整機能、災害時の水の確保など多面的な機能も持っています。
今回は町内にある50の公園のうち7つの公園を紹介します。身近にある公園の魅力を探しに出かけて見ませんか?
(1)笹尾中央公園
笹尾・城山地区を代表する公園で、面積は約25,200m²あります。広いグランドが特徴で、子どもたちがスポーツをして遊んだり、秋には笹尾まつりなどの催しが行われています。気軽にウォーキングができるコースもあり、春には公園全体に桜が咲き誇ります。
(2)ネオポリス公園
城山地区の中心にある公園で、夏には公園周辺で城山祭りが行われます。遊具と大きな広場があり、広場の一部には小さな山があるのも特徴で、地域の子どもたちに人気の公園です。
(3)万助溜(まんすけだめ)公園
笹尾地区の西側に位置するため池公園で、面積は約37,000m²あります。
夕方には散歩やジョギングを楽しむ人が多くみられます。園内にある浮御堂にはハスの花が綺麗に咲き、運が良ければカワセミを見ることができます。
(4)東員北部山田溜公園
3つのため池を利用して造られた自然公園です。面積は約70,000m²あり、地元の人たちが散歩をする姿をよく見かけます。通称は三段だめと呼ばれています。
園内には芝広場、太鼓橋、スイレン池があり、春にはイヌナシやヤマザクラが咲き、秋には紅葉を楽しめ、冬には渡り鳥の観察ができます。
(5)神田池公園
池の周りに遊歩道があり、桜、梅、シャクヤクなどたくさんの木や花が植えられ、自然を満喫することができます。
北側の水路は蛍の生息地となっていて、6月頃には蛍の幻想的な姿を見ることができます。貴重な自然を守るため、花木や蛍などは、むやみにとらず大事にしましょう。
(6)ポプラ公園
公園の中には山田城の跡を示す石碑があります。山田城は中世城館の1つで、笹尾城とも呼ばれ、ポプラ公園の周辺にありました。昭和57年城山地区の団地造成に伴い、東員町教育委員会が発掘調査を行った結果、数棟の建物の跡や戦国時代の日用土器などが出土しました。出土遺物は郷土資料館で見ることができます。
(7)歌舞伎公園
東員町が生んだ歌舞伎界の名優、七世松本幸四郎丈を後世に伝えようと、町制施行30周年を記念して作られた公園です。公園内には幸四郎丈の当たり役「弁慶」のわらべ像や、歌舞伎の場面をモチーフにしたアートウォールなどがあります。
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