■睡眠時無呼吸症候群の検査について
『いびきがうるさい』『寝ているときに息が止まっている』と言われたり、よく寝ているはずなのに日中の眠気がひどい、熟睡感がないなどありませんか?心当たりのある方は、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。この睡眠時無呼吸症候群かどうかを調べる検査は、2種類あります。一つ目は、自宅でできる簡易検査です。
二つ目は、病院に一泊入院して行う詳しい検査ですが、8月から当院でも検査できるようになりました。
今回は、二つ目の一泊入院して行う詳しい検査についてご紹介します。この検査は、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)と言います。睡眠時に、おでこや鼻・顎・手首・指先・胸・腹に、脳波や呼吸の状態、心電図、いびき、酸素飽和度、脚の動き、寝返りなどを測るためのセンサーを装着して検査を行います。機械からコードはたくさん出ていますが、寝返りをうったり、トイレに行くこともできます。針を刺したり電気を流したりする検査ではなく、痛みを伴うことはありませんので、ご安心ください。睡眠時無呼吸症候群を放置すると高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈、糖尿病などの合併症、さらには日中の眠気による交通事故などのさまざまな悪影響が予想されます。気になる症状があれば、受診することをおすすめします。
問合せ:臨床検査科
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