眼科では、質の高い医療を提供できるように、新しい機器の導入や使用するスタッフの知識の向上に努めています。
最近は機器の性能も良くなり、患者から見ても病状が分かりやすくなっています。眼に関する症状でお困りのことがありましたら、気軽にご相談ください。
新しく導入した前眼部OCT「カシア2アドバンス」は、角膜から水晶体までの画像解析装置です。
非接触で痛みなしに3次元撮影することができます。
■白内障手術前・後検査
角膜、水晶体の形態解析を行い、眼鏡で矯正ができない乱視(不正乱視)の抽出を行います。それにより適切な眼内レンズの選択がより正確に行えるようになりました。
患者の角膜形状を考慮し、手術後の見え方をシミュレーションします。また、術後は眼内レンズが正しい位置に挿入されているか確認することができます。
■角膜疾患の検査
角膜の前面形状と後面形状を解析し、角膜が薄くなり前方に突出してくる病気(円錐角膜)や角膜変性など、強い不正乱視をきたす疾患の適切な治療のタイミングを評価します。
■緑内障の検査
緑内障は、視神経に障害が起こり視野が狭くなる疾患ですが、角膜と虹彩で挟まれた隅角(ぐうかく)という場所が狭いタイプの緑内障を、閉塞隅角緑内障といいます。
眼圧をコントロールする房水の排出路にあたる隅角が狭いため、急激に眼圧が上昇する緑内障発作を発症するリスクがあります。カシア2アドバンスでは、16枚32方向の断層像から全周の隅角開大度をチャートにして表示します。
問合せ:高砂市民病院
【電話】442-3981
<この記事についてアンケートにご協力ください。>