◆ふるさとに学び 人が輝き 人がつながる かみふらのの教育
新型コロナウイルス感染症に関わる「感染症の予防及び患者の医療に関する法律」について、令和5年5月から感染症の分類が2類から5類に変更となり、社会全体の対応も大きく変わりました。
学校や地域においても、これまで制限されてきたさまざまな教育活動については、その必要性を十分に検討したうえで、積極的に実施していくことが求められます。このような情勢のもとコロナ禍を通し、デジタル化の急速な進展や気象現象の温暖化などを鑑み、「上富良野町教育大綱」と10か年計画の「上富良野町教育振興基本計画」、5か年計画の「第4次上富良野町子ども読書推進計画」について、見直しを図りました。
教育委員会では、「ふるさとに学び人が輝き人がつながるかみふらのの教育」の教育理念を再確認し、「自然豊かな上富良野で、希望を抱き、自らの夢に挑戦し、実現する人」「ふるさとへの愛情と誇りをもち、共に支え合い、社会で生き抜く人」の育成をめざし、教育行政を進めてまいります。
・ここに掲載しているのは抜粋です。全文は町ホームページでご覧ください
◆学校教育 推進目標に関連する6項目
(1)活きて働く学力の育成
・確かな学力の育成
小学校高学年に試行的に導入した学習支援システムを小・中学校に導入し、「主体的な学び」「協働的な学び」の推進、1人1台端末の持ち帰りの促進を図ります。
・特別支援教育の充実
就学前から関係機関と連携して中・長期的に支援し、3つの小中学校に「特別支援教育支援員」の配置、学校での医療的ケアを実施します。
・国際理解教育と情報教育、キャリア教育の充実
外国語指導助手(ALT)の配置、英語専科教員の指導への支援を実施。情報教育では児童生徒へのICT機器の操作スキルの向上、情報モラル教育を行います。キャリア教育では児童生徒の自ら学ぶ力を育成するため、農業体験や職場体験学習など、体験学習の充実を図ります。
(2)豊かな心の育成
・道徳教育、ふるさと教育の充実
教育活動全体を通じて「道徳性」を養うとともに、人間性、社会性の育成をめざす地域体験活動を行います。改訂した社会科副読本の活用や、タブレット端末での「ふるさと学習」を進めます。
・読書活動の推進と体験活動の推進
学校や家庭、地域の読書活動の推進のほか、「SDGs」に関連した活動の推進、地域の教育資源を生かした多様な体験活動を行います。
・コミュニケーション能力の育成
授業での対話・交流場面重視やICT機器を活用した「対話的・協働的な学び」に向けた授業改革を推進します。
・いじめ・不登校を解消する取組みの充実
相談窓口の継続や、いじめ防止基本方針による取組みを促進します。不登校児童生徒の支援で、臨床心理士などによる児童生徒のカウンセリングや保護者との教育相談体制の充実を図ります。
教育支援センターでは、不登校の児童生徒のニーズに応じた「居場所づくり」を促進し、将来の社会的自立をめざした長期的な視点で、児童生徒本来の力に気付き自信が持てるよう、保健福祉課や関係機関と情報共有・連携し、多面的にサポートします。
(3)健やかな体の育成
・体力・運動能力の向上
「全国体力運動能力・運動習慣調査」結果をもとに、学校での体力づくりに向けた取組み「一校一実践」を支援。
・健康教育・食育の推進
「お弁当持参の日」の見直しを検討します。熱中症や感染症予防に向けて、健康管理の徹底を進めます。
(4)学びを支える家庭・地域との連携・協働
・家庭教育支援の充実
望ましい生活習慣の定着を図る情報を提供するとともに、学校・教育支援センターと連携した相談体制を継続支援します。
・学校と地域の連携・協働の推進
「地域コーディネーター制度」を検討し、地域学校協働活動を推進します。
・学びのセーフティネット
学びを保障するため、ICT機器を活用した授業体制を確立します。
(5)学びを高める信頼される学校づくり
・学校段階間の連携・接続の推進、特色ある学校づくり
西小と東中小の交流学習、英語専科教員の中学校への配置を継続。特認校である東中小の教育活動を支援します。
・授業力・児童生徒理解力向上
校内研究や授業力向上を図る研修を推進します。
・学校施設
タブレット端末の更新を検討します。熱中症予防対策として、エアコン、スポットクーラーの冷房設備を計画的・段階的に設置します。
・学校運営の改善
「上富良野町業務推進計画」を見直し、校務支援システムの活用による情報や教材の共有、スクールサポートスタッフなどを効果的に活用します。
・学校安全教育の充実
噴火・猛暑など、災害や緊急事態から児童生徒の安全を確保するため、「危機管理初期対応マニュアル」を見直します。
住民会・町内会による登下校時の「見守りパトロール」など、地域総ぐるみで児童生徒の安全保持に努めます。
(6)上富良野高等学校への総合的支援
通学費や就学支援金、入学準備金の助成、介護職員初任者研修など各種資格取得への支援のほか、学校給食の提供を継続して支援します。
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