■9月1日は防災の日
互いに複雑な影響を及ぼし合う4つのプレート(地球の表面を覆う岩盤)の上に乗る日本は、世界有数の地震多発国です。十勝沖にもプレートがぶつかり合う場所(千島海溝)があり、巨大地震がいつ何時襲ってくるかわかりません。元旦に発生して大きな被害をもたらした能登半島地震のみならず、先月には宮崎県日向灘でマグニチュード7. 1の揺れが起こり、気象庁による南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されるなど、令和6年は災害への『備え』を喚起させられる出来事が続いています。
約10万5千人の死者・行方不明者の被害を出した関東大震災(1923年9月1日)を記憶にとどめ、防災意識を喚起するために制定された防災の日。今一度、私たちにできる防災対策や、もしもの時の行動を確認しておきましょう。
■家庭でできる『減災』
「防災」と聞くと「面倒くさい」や「お金がかかる」など、大がかりなイメージを持ちやすいものですが、日頃から少しの心掛けでできる防災対策はたくさんあります。
◇日頃の片付けの工夫でできる防災を紹介します
(1)倒れてきて危ないものはベッドや出入り口の近くに設置しない!
倒れてきた家具でのけがや、出入り口がふさがれる、ガラスが床に飛散するなど避難が困難になる可能性があります。
(2)動くと危ない大きな家具や食器棚は固定しよう!
・ツッパリ棒
・L字金具
・粘着シート
・ガラス
・飛散防止フィルム
・ストッパー
食器棚の扉は揺れて開かないようにストッパーをつけ、ガラスには飛散防止フィルムを貼ると効果的
(3)収納方法を工夫しよう
お皿は下から「中・大・小」の順で重ねると揺れに強い!
重い物を下に軽い物を上に収納すると、棚などが倒れにくくなります
「部屋を片付けるだけでも立派な防災!」
■地震発生時の初動
いつ起こるかわからない災害に対して、一人ひとりが意識を持ち準備を行うことが一番の減災になります。
◇まずは! 地震から身を守るための安全行動を!
たとえば室内にいる場合であれば、テーブルの下に入って頭を守る。そして、揺れが収まるまで動かずじっとする。地震発生時は、激しい揺れに襲われたり、何かが落下してきたりするので、自分の身を守るための行動が必要です。
地震発生から安全行動を取るまでの猶予は数秒しかないかもしれない。だから、いざというときに素早く反応するために頻繁に練習を積んでおくことが大切です。
(1)しゃがむ
(2)かくれる
(3)まつ
◇次に! 自分の身を守る避難行動を!
(1)すばやく火の始末を!
揺れが収まってから火元を確認し、出火していたら初期消火をします
(2)逃げ道を確保する!
ドアや窓を開けて逃げ道を確保してください
(3)非常用持ち出し袋を用意!
地震がいつ起きても持ち出せるように、非常用持出袋(現金や常備薬、マスク等)を用意しておきましょう。
(4)室内でも靴を履いて行動を!
地震のあとは、ガラスの破片などが散らばっていて、素足のままやスリッパ履きでは危険です。
「いつ地震が起きてもいいように準備を!」
■情報収集力の強化も大切な災害対策です!!
中札内村公式LINEとメール配信にご登録ください
どこにいても情報を知れる!
災害時の情報も提供!
■令和6年度 中札内総合防災訓練にご参加ください~「地震発生時に取るべき行動」を踏まえて~
9/20(金)10:00~
◇訓練内容
(1)シェイクアウト訓練(午前10時に放送されます)
情報無線にて、地震発生時での行動をお伝えしますので、放送を受けた場所で身を守る行動を行ってください。
(2)中札内文化創造センターでの講演と防災資機材の展示
講演:北海道から講師を招いて実施 10時45分~12時20分
「避難所運営ゲーム(Doはぐ)を用いた防災意識の向上」(グループになって避難所運営をシミュレーションします)
防災資機材の展示:災害時に活躍する車両や装備品など
訓練に参加された方には非常食をプレゼント!
お問い合わせ:総務課総務グループ
【電話】67-2311
<この記事についてアンケートにご協力ください。>